体感は大事

 体感は大事―ってか軸。

 去年だったか、朝起きて体ぞくぞく。筋肉の震えの感じ。

 一度なった経験からインフルだべと思い、医者へ。休日だったので、結構遠くの当番医だった。

 医者は熱測ったが、平熱に毛が生えた程度。「大丈夫です。普通の風邪です」。

 ええっ、そんなはずは…。真顔で言ったら、むっとなったかうるせえ客だと思ったか、「じゃ、一応検査簡易キットでテストします」。鼻だかに何んかつっこんでサンプル取って検査。数分後、「インフルでした。驚いた」。

 検査もせず、居丈高で追い返す医者いるけどね。まあ正直な医者だべ。その昔、子が小児喘息で難儀の時、真夜中に嫌な顔せず診てくれた病院医だった。その後、開業したんだね。ありがとうと言って帰り、タミフル飲んで寝た。次の日治った。

 体感大事に。何事も。下駄預けねえで。違ったら直しゃいいんさ。こっちも。


(付記)
 医者の想定する諸症状あんまり無かったのは、初期だったからだね。大熱出てからじゃ、嫌でも数日寝込んじゃうさ。