2010-01-01から1年間の記事一覧

棄てる

文は不思議だ。書く中で自分自身が納得するプロセス。これが生じる。 ある人とのやり取りの中、「女の生命力。これに男が近づくのは、色々なものを棄てることで。この頃それを感じる」と書いた。 過去にも、これに類したことは書いた。子を産み育てる女の生…

人の並立

気持ちの向くまま人のブログに関わって感じた。 人の並立。これがいかに大事か。 知らぬ者同士のやり取りは、これしか無い。知った者同士はもちろん。 自分を語る。これ以外に無い。 その時大事なのは、どこまで本当の自分なのか。 それが出来れば、どこの誰…

外は暗がり。マイナス何度かの中、ストレッチをした。 今日一日、踏ん張る。それあるのみ。 怒らず、自分を保って。 以下も、あるブログに送ったコメントの続編。 劣化に関する一体験(二) 三十数年前のニュースカメラマン時代、私のいた映像部(カメラマン…

いい文章、いい作品

これも前に書いた気がするが、人の心に潜むそれぞれの思いや情熱を、人におのずと想起させるのがいい文章であり、いい芸術作品であり、いい音楽なんだろうと思う。 そう頭で思って作ったところで校長訓話的偽善にしかならないから、自分の心や生き方が、平生…

くすぶり

これは、あるブログに載せた俺のコメント。忙しい、時間が無い、こんなことやってれば食い詰める。そう思いながら、こんなものをまだ書く。何度もここで書いてきた話ではあるが。 くすぶっているものが、まだある。 (※以下引用) 劣化に関する一体験 私は三…

止める

書いたこととどうにも矛盾を生じるので、ブログの記述は止めにする。暮らしに余裕があれば、別なのだろうが。 実践ということ。生身の生活の中で。 暮らしの糧、家の中の雑事…。自分のため、嫁さんや娘のため、孫のためにやることは山ほどある。 それにはど…

自分へのノルマ

腹の底から湧き出る自分の糸を紡げ。 その中で活路を見つけろ。どんなに難儀でも。 要求されるのは大概、というよりほとんどが形式。 形式に見合う最低限の賃金。めいっぱいのノルマ。 それを内容(実質)で満たそうとすれば、自分の首を間違い無く絞める。 …

胆力と自分

筋力、持久力の体力。そして胆力。 自分の維持。これに大事なのは、この二つだ。 とりわけ胆力。こいつは体力がねえと伴いにくい代物だが、体力がどんなにあっても備わるものでもない。 胆力。それは今ある自分の世界に腹据える、その力だ。 宇宙のことはわ…

エネルギーは有限

エネルギーは有限だ。 飯の仕事しねえと。 俺が、嫁さんが、家族が生きるための。

日なたの縁側

「あなたは弱い人の側にばかり気持ちを入れるのね。でもそうした人達だってずるさや汚さを…」 あるブログの記述。「いや、それは違う…」。問われた人物(筆者)はこう言って口ごもる。 俺も嫁さんに何度か同じことを言われた。「あなたって下の人にばかり…」…

吉本隆明の記憶

以下は若い頃、俺が惹かれた吉本隆明の言葉。 「苦しくても己れの歌を唱え」(1948年) 「僕は一九四五年までの大戦争に反戦的であったと自称する人たちを信じない。彼らは傍観した。真実の名の下に。僕は己れを苦しめた。虚偽に惑わされて。何れが賢者であ…

並立は自立。

人は並立。 基盤は、それぞれにある自前の世界。 自分の世界を感じる。つかむ。 自分をどう生きる? 何を愛する? 何を作る? 何より、自分とは何か? そこに生まれる自前のセンサー。 自分を人をそれで感知。 人の世界が見えてくる。自前、自存の。 生まれ…

奇麗事の白豚

マスゴミ。奇麗事の白豚。 先日、間もなく定年退職という男が三十年振りに電話してきた。横柄に。 年休使って何ヶ月か遊ぶそうな。 あんたも三十年前そうしたろうと言うので、事実を言った。形は自己都合の退職。穴のあく職場の者達への仁義と思い、終わりの…

感性体感と人の並立

前も言ったが十年近く前、俺はまるで仕事を無くした。 のめり込み、自腹切りつつの請け負い仕事。そこで相手とぶつかって。のめり込みゃ次の手なんか打っちゃねえ。その後延々失対仕事の日々だった。 衝突の原因は毎度同じ。食うため嫌々始めても、始めりゃ…

頭で先取りするな

明治維新なるものから三十年。 近代を装う国家と社会は、未来を頭で先取りする者達によって形成された。 本当の自分は無い、がらんどうの心の封建官僚の焼き直し達。じっくり自分を形成することを棄て、追随した者達。 人間が、人間達の社会が一朝一夕で出来…

畳の無い部屋と温かいもの

「何か温かいものを作ればいいんですよ」 坂口安吾が言った言葉だ。戦後間もなく、織田作之助や太宰治との対談の中だったと思う。 それは相手に向けたものだが、何より彼自身に向けた言葉だった。 戦前だったか戦時下だったか、誰かが言った安吾評を、彼自身…

ふるさと

小春日和。冬の日だまり。 誰もそこにはいない。いつだったのか覚えも無い。 覚えは無いが、間違いなく俺はいた。 よみがえる枯れ葉の匂い。それがあかしだ。 幼い頃も思った。十五の頃も、二十歳の時も。何だか分からぬ遠い日の記憶。 ふるさとは、それで十…

辺境からの脱出

日本というのは辺境だ。 勝手に自分を辺境人に仕立てる。 移入のもので自分を飾る、古代以来の権力・上層世界。それに連なる、損得打算と根深く結んだ官僚宦官世界。これが日本を辺境にする。 人民庶民に辺境はない。生きる力、温かさを生む自前のるつぼ、溶…

問わず語り ―共和の流儀―

対話は、問わず語りがいい。 私はこう思う。こうしている…。 ひとり言みたいなもの。というか、ひとり言。 表現ということ。自分の生き方、世界の。 絵を描くこと、詩を書くこと、曲を生むことなんかと同んなじ。土台は。 議論なるものは、それぞれの心の中…

できる範囲と体感と人民の魂

人生、できる範囲。 範囲決めるのは腹。 腹決める。腹くくる。体感に根ざした決心。 司令塔は頭? 整理屋さ。頭は。事例や資料の提示屋止まり。馬鹿にゃしねえ。わが体内の一組織。 司令塔が頭。フォーマットの上、所与の世界でちょこまか打算。目先の勝利で…

並立の基本要素・Ⅱ (舌足らずと思い、書き換えるはずが…)

共鳴共感だの義理人情だの言うが、こんなもん書く暇あれば、朝から多忙な嫁さんや赤子抱えた娘の手助けになることした方がよっぽど義理人情、共鳴共感だ。 書くのは自分のため。自分絞り出すため。その点まるで無駄とは思わねえ。思わねえが、一家の暮らしの…

並立の基本要素

共鳴共感だの義理人情だの言うが、こんなもん書く暇あれば、朝から多忙な嫁さんや赤子抱えた娘の手助けになることした方がよっぽど義理人情、共鳴共感だ。 暮らしの糧にならんもんは手短かにやるしかねえ。自分のためにも。 もう一つ。一つ立てば一つ立たず…

この世は誰もカンダタ

この世は誰もカンダタだ。 あっちでずっこけ、こっちでけつまずき。 ぶつかるうちに玉になる。 玉はカンダタ人生の結晶、願いなのだ。 玉面こいて天から見下ろす釈迦なんざ、地獄へ蹴落とせ。 釈迦的虚妄、白昼夢に身を重ねる奇麗事、虚構の番犬共と一緒に。…

人は並立 その三

並立とドングリの背比べ。 まるで違うさ。当たりめえだが。 勝ちは勝ち。負けは負け。 自分の世界、人の世界。ぶつかる所じゃ競争は生まれる。 真っ当な奴は気が付く。濃くするのが一番。自分の世界を。ほんとに勝つにゃ。 トータルに磨くってこと。自分を。…

トータルなものは温かい

人の心は温かい。というか、トータルなものは温かい。 言葉や観念のたぐいに断裁されていなければ。 善人面、観念の創作物にゃ温かさは無い。 お人好しは温かさに通じる道。そのままじゃ駄目だ。 自分のトータル(実存)、人のトータル(実存)。 こいつを感…

宦官の性根が支配する科挙の国

この国は相も変わらず宦官の性根が支配。 人見る時は減点法。権力のお座敷芸者の孔孟・朱子学由来、科挙学歴の性根が支配するからだ。 頂点は無謬装う組織。組織が垂れ流す観念。お座敷芸者製、道徳の化けの皮被る統治の正義。生身の人をこいつが蹴落とす。…

人は並立 その二

前にも触れたが、地べた這う人生で毎度出くわすこと。 何んかの上に自分を置く者達の差別と蔑み。 その場は分かる(分かったつもりになる)者達は中にはいる。態度を本質的に改める者は無い。 この種の者達の腹の中に煮えたぎる思い。「こいつは俺より下。い…

中国のデモと日比谷焼き討ち

中国のデモ、暴動(というほどのもんかいな)の記事見ると、その昔の「民衆」の日比谷焼き討ちってのを思い出す。 なぜ「」付きかって? 暇にまかせて床屋談義の熊さん八つぁんなんざ、民衆でも何でもねえからさ。 売らんかなの新聞・マスゴミ。垂れ流すナシ…

人民の魂と非組織

人民の魂。 大衆の原像と言ったっていい。いつの時代だって変わりゃしねえものを、いろんな言い方で言って来ただけ。 生きる中、人が自ずとつかむもの。生き物の何億年の歩みを宿し、自分の内から湧き出るもの。感性で、体で感じるもの。 感性、体感の大事さ…

人は並立

人は並立。 だからみんな一緒、なんて話じゃねえぜ。 喧嘩もする。闘争もする。でも並立。 魂の問題。共鳴共感、義理人情の世界の問題。 上っ面の思想で区分けしねえって世界の話。感性と感性の並立の話。当たり前の話だね。 誰もが嫌でも自分の人生(実存な…