2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

おめえに子供が出来たんだって? 生まれるのはまだ先だけど。 大事に育てろや。子供ってのは、ふにゅふにゅふわふわの風船みてえなもんだ。 あったかさ吹き込めば、無方向の愛情吹き込めば、どんどん膨れる。 俺は、おめえにゃ愛情吹き込めた。俺なりにだが…

見栄体裁、上昇志向。こいつが何でいけねえか。 自分じゃなくなるからだ。体感が壊れるからだ。 人間はヒトと関わるから人間だ。言葉がいい例だ。関わりが無きゃ、言葉なんざ要らねえ。 だからクセ者なのだ。言葉は。ヒトってもんが嫌でも前提になる。 思想…

ヒトの根本は家族だってのは、真っ当な宗教が必ず根っこに持ってるもんだ。 真っ当な宗教? あるさ。影絵見せといて、それとなく実体(自分)感じさせてくれる宗教。ヒトの心の弱さ呑み込んで、極力付け込まねえ配慮ある宗教。 仏教にもよさはある。キリスト…

俺はずい分しんどい思いもした。結婚って奴で。 「首に漬物石ぶら下げて歩くようなもんだ」と言ってた奴が昔いたけど、まるでその通りだった。 それは女の今への、暮らしへの執着のせい。子供のため、子育てのための天賦。早ええ話、本能。 この歳になりゃは…

「俺達は三流大学出だから、エリートじゃない」という理屈はよく耳にする。 田舎に住みゃ、「下層」の仕事してりゃ、「二流、三流」しか出くわさねえから、この手の言い訳・正当化のたぐいにゃ、よく出くわす。 主観的にも客観的にも、こいつがとんだ嘘っぱ…

経験が大事。こうなると、いつも爺いばかりのさばる―というのは大いなる誤解だ。 経験で大事なのは、経験する主体。自分なのだ。 経験の受容器としての自分。主体の自分。自分とは何か。 こいつはっきり感じるのが、一番大事なのだ。こいつが経験論の核心だ…

 役割

(初出 03/22/2007 やめちまったサイトより) 親が子にできること。 それは、丸く心を膨らましてやることだ。 いびつから、断片の価値から子を護る。 それには父が、捨て身で心を無にすることだ。 断片の価値の横暴を、家庭で許さない。入ったそいつを解体す…

ほんまもんの「馬鹿の壁」は―

(初出 03/22/2007 やめちまったサイトより) 以前宇宙を飛び、今はどこかの田舎で百姓生活をしている人物の話を聴いた。 説教調が抜けないのは、いまだあちら側の人ということだろう。田舎者は口開けて聴いてても、その辺は嗅ぎ取る。 一つ記憶に残ったのは…

 無意識を耕す

(初出 03/21/2007 やめちまったサイトより) 無意識の世界を耕す。 わが身を振り返っても、それは大事だったと思う。 ケチな話だが、中学生だった子供達に「試験の前は、人と話さない方がいいよ」と言ったことがある。上の子も下の子も「そうして良かった」…

無意識を、恐怖の側に追いやるな(追補)

(初出 03/20/2007 やめちまったサイトより) 子どもの頃。あれはインフルエンザだったかお多福風邪だったか―。高熱にうなされて、変な夢に取りつかれたことがある。 俺の頭上で、誰かが見下ろし高笑いしてるのだ。俺はといえば、夢の感覚なので言葉で言えば…

 無意識=共和制のルーツ

(初出 03/18/2007 やめちまったサイトより) 無意識を奪取されるな。 無意識は自分の魂そのもの、体そのものだ。 不安、怯えは、無意識の闇からやってくる。自分の空虚への警告として。 自分を振り返ればいいことだ。自分で埋めればいいことだ。 脅迫に屈し…

疲れちまうと嫌なとこ出る。 「よい子」がうずくのだ。見た目気になる。人言ったこと気になる。 こいつはちと治らねえなと思ってる。寝るしかねえのだ。ぼ〜っとしてるしかねえのだ。甘いもんでも食って。思わねえでほっとくだけ。見栄体裁の自分なんぞ。疲…

三人の共通点。そいつは勤労の、労働の匂いするってとこだろ。匂いだけってとこあるが。ほんとに働きもんだった奴、そうじゃねえ奴はいるが。 汗の匂い。労働者の匂い。場末じゃねえ下町の匂い。下町の匂いってのはマルクスからしなかった。職人労働者の感性…

俺は、戦後の民主の喪失といえば、当面は教育基本法の改悪と相続税の緩和だと思ってる。 法も社会も面白えもんで、ばらばら別々に動いてるようで、ぼ〜っとした所でつながってる。ぼ〜っとして見りゃ、そいつはよく分かる。 どうぼ〜っとつながってるか。現…