2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

至言

「文壇高円寺」というブログの、辻征夫という人物の文章の孫引き。 「生涯無名でいいやって覚悟がないと駄目だと思うんだ。」 これは至言。自分の人生を土台に、何かを作ろうとする者には。 売れるかどうか、持ち上げられるかどうか(社会や他人の領分の事柄…

共和制の魂

頭に軸を置くか。体に軸を置くか。 これは、 観念に軸を置くか。感性に軸を置くか。 思い込みに軸を置くか。体験に軸を置くか。 教義に軸を置くか。魂に軸を置くか。 差別に軸を置くか。融和に軸を置くか。 制度に軸を置くか。自分に軸を置くか。 過去に軸を…

共和制の魂

鎮守の森の神社(地域地域の自然信仰)を制度で囲い込み、加工品としての自然(エセの自然)を自然であるかに見せかけて人の心をたらし込み、民衆を統治に組み込んだこの国の明治。 この構造がいまだ少しも解体されていないのは、旧弊の国家主義やこれと表裏…

自分はなぜ民衆なのか

自分はなぜ民衆なのか。 シンボリックに言えば、「個体発生は系統発生を繰り返す」ということ。 観念や自意識にとらわれずに振り返ってみれば、そうして成り立つ自分を感じ取ることができる。 感じるということ。理解では無く。諸々の遊戯の世界(学問文芸・…

勝手に時代は変わって行くが (その2)

これなども山崎ハコの本質を捉えている。(「まこりんのわがままなご意見」より。引用御容赦)(※以下引用(抜粋)) 「70年代の女性フォーク歌手――いわゆる暗い唄歌いの中でいまいち受け付けないなぁ、と思っていたのが、山崎ハコだった。 中島みゆきや浅川…

勝手に時代は変わっていくが

以下は、「Amazon」で販売する山崎ハコのアルバム『茜』(1981年)の「カスタマーレビュー」。(引用御容赦) ※以下引用(抜粋、一部句読点追加)「…売れたから名曲なのではないということが、山崎ハコを聞いているとみにしみて解かる。… 人の心の奥底に必要…

尖閣で魚釣でもしてろ

こんなもんに振り回されるほど馬鹿馬鹿しいことは無い。 固有? でっち上げの極致、頭でっかちの極致。 上っ面の観念と上っ面の流行で飯食う元流行作家。チンピラ学園の応援団長のタレント弁護士。お爺ちゃんの御国は悪くなかったもんの下痢便元首相。 なあ…

ひとり言

2006年にこの種の場所で書き始めてから、ずっと続いてきた違和感。 それは、この種の場所で俺の文に触れる人達のほとんどは、「おうそうだ! おらもそう思っていた」。この種の人々では無いだろうという予感だ。それは当たっていたと思っている。 問題なのは…

頭に訴えるか、体に訴えるか

頭に訴える御馳走(思想)を用意すれば、受ける。 自分自身の人生生き方は脇に置いといて、幾らでも「感動した」と言えるからだ。自分の息子はコネとツテで社会システムに載せておいて、市場開放・自由競争の旗を振ったどこかの首相のように。 本当に大事な…

反日デモ

慎太郎、おめえが行って止めてこい。

「愚」衆と「賢」者

互いを互いの手段としてのみ見る。他者も自己も、自分にとっての有用性(商品性)でのみ認識する。 この種の社会を近代化(進化)の必然としてとらえるならば、橋下的博徒政治やマネーゲームのグローバリズを批判する根拠は無くなる。 言葉として、ここまで…

事務局好きの東京人

戦争時は前線でなく主計局。 左翼になれば労組書記局。 今風ならばNPO事務局。 そこに集まるお身内(インサイダー)情報大好き。 これが東京人だ。 三島由紀夫の親父(農林省の官僚)が、知識と手づるで田舎で息子を徴兵検査。体格のいい百姓基準の査定で…

邪推ならいいけど

今朝は忙しいので閑話(?)二題。 ◎爺臭さこの頃、東京方面の書き手の中身が、急速に爺臭くなっているような気がする。 例えば「人は、人生はこんなもんだろう」。一見余裕の評論だが、そうじゃ無いね、どうも。逃避、または前進力の欠落。 ◎邪推ならいいけ…

ホトトギス

「ホトトギス」という民話がある。 優しい弟が病弱だかぐうたらだかの兄のため、山から毎日木の実だのウサギだのの御馳走を取ってきた。 「あいつは、もっとずっとうまいもんを毎日食ってるに違げえねえ…」。そんな疑いを強めた兄は、ある日弟を殺して腹を切…

コメント

以下は、グローバリズムを陰謀論として捉える見方に疑義を示したサイトへの俺のコメント。 「グローバリズムを陰謀論としてとらえる見方が一定の説得力を持つのは、右であれ左であれドメスティックな視野を出にくい、私を含む日本人の虚をついた視点だからで…

母さんの歌

『母さんの歌』というのがある。 餓鬼の頃から俺はこの歌が好きだった。 小学生の頃、音楽会で教師達が合唱したのを覚えている。歌声運動が尾を引く時代。 この歌は一人ひとりに、一つひとつの孤独に語りかける。温かさの記憶を。 作者が酷い孤独の中で書き…

田舎に戻って良かったこと

郷里に戻り、雪国に近い田舎町に住みついて30余年。 良かったと思うことが一つある。 周辺の村の人々には、真っ当な人達が多い。 疑いから入らない、打算が薄い、感性感覚でやり取りできる…。 元々俺も村育ち。この種の感覚は容易に戻る。 いや、戻ると言…

何んでおいらは共和制に行き着いたか

俺は、地に足のつかない言葉をもって自分の活動をアピールする人々は、経験的に駄目だ。というか、関わりたくても深く関われない。 市民を標榜する人々の中には、この手合いが多い。彼らは例えば平等を唱えても、理念と裏腹に人と本当には関わろうとしない。…

沈黙と創造

根源的な所で自分と関わり、人と関わる。 深い沈黙がそれには必要だ。 我への言い訳、人への迎合。 これに過ぎない、上部構造としての意識。それを越え得るのは沈黙の汗だけ。 そこから生まれるもののみが真実だ。具象抽象共に。 (付記) 反抗者という名の…

自前の汗が労働がなぜ大事か

この国この社会の仕様は人の力をつまみ食いし、人間の真の創造力を押し込める。 「正解」に食いつく良い子だけに利権を与える学歴の仕組み、集権組織の仕組み。 「これが人と社会の知恵だ、自然だ」。 訳知り顔の大人を装う支配者や「文化」人達は、永年そう…

一人ひとりに根を置くインターナショナリズム、その神髄

この国の文化に、真理に至る階段は無い。 ガリレオは生まれないということ。この土壌からは。 それでも生まれ得る。ガリレオは。この地球の一辺境に。 人ひとり生きている。 これに根を置けばいいのだ。共同幻想・共同主観、腐った土とつるむのを止めて。 大…

インターネット  ―人の心の内側に元々あった新世界―

以下「カレイドスコープ」というブログの引用。(御容赦) (※以下引用)「インターネットが普及するまでは、政府がメディアを自由に支配することができました。テレビやラジオに対しては、電波法などの厳しい規制を布き、それをクリアした放送事業者には放…

腹に据えること

以下は「木下黄太のブログ」に記載されたコメント。(引用御容赦) 「★オイシックスの放射性物質「不検出」の闇 日経ビジネス2012年9月3日号 business.nikkeibp.co.jp/article/NBD/20120828/236109/?ST=pc 原発事故以降、多くの食品関連会社が放射性物質の自…

こういう文には共鳴する

忙しいのに仕事もせず、ぼけっとネットを見ていたら、こんな文に出くわした。 こういう記述には共鳴する。 以下「みどり企画のブログ」より(引用御容赦)。 「おいらは所謂団塊の世代よりもずっと後に生を受けており、先輩たちの受け取り方とは異質に、吉本…

自殺なんて馬鹿げたことだ

自殺なんて馬鹿げたことだ。 体制への敗北だからだ。 体制とは? 幻想の社会であり、国家であり、虚構に居座るあらゆる他人であり…。 矮小な自己を意識すること自体、敗北なのだ。 幻影ということ。そんな「自分」は。 人生なんてもんは、自分を燃やして生き…

夜明け

俺は夜明けが好きだ。 空白む夜明け。土の匂い。 そして思う。 目ん玉かっぽじってよく見ろ、自分を。

遥か彼方の記憶の歌

hhttp://youtu.be/wlK67jiIZxQ 真夏の虚無。 この衝動が胸を刺す。 それは多分、変わらない。百年前の夏も、五十年前の夏も、昨日の夏も今日の夏も、歴史が続けば未来の夏も。 これを忘れず生きるなら、豚舎の豚にはならねえだろう。少なくとも。 そんな匂い…