2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

一人ひとりの人生と共和制

人は、制度の奴隷として生まれて来るわけでは無い。 笑いには笑いで応える赤子として生まれ、人を愛する若者として生き、子を慈しみ育てる親として人生を送る。 生物の、人類の歴史始まって以来の円環を一人ひとりが繰り返し、歴史は紡がれて行く。 これが人…

共和制は晴天の思想 ―解題・あの日の空―

人の自立の共和制。それは晴天の思想、晴天の制度だ。 勇気が湧く。前向きになる。すがらない。陰にこもらない。人を脅さない…。 人の自立。これを最初に感じたのは、敗戦後立ち上がり、それぞれが自分の仕事を作り上げた、ある田舎町の町工場の親父達と出会…

自分が生きる

何んとしても生きる。 自分を生きる。自分が生きる。 腹の底にこれを置くことは大事だ。 事実を言うことはあるが、人のせいにしない。言い訳しない。 それは、自虐だのよい子になるだのの話じゃない。 わが身に生かすということ。 自分の馬鹿さも人の馬鹿さ…

籠の鳥と共和制

人の自立ということを少し真面目に考えれば、政治制度は共和制に行き着くしか無くなる。 そのほかは、籠の鳥のカマトトに過ぎない。 籠から出なけりゃエサやるよ。この暗黙の了解の中の籠の鳥。この国の組織人達は全部これで動く。 根本的に何に忠誠かを感じ…

殺された男 その二

http://youtu.be/-mOjijV4jA0 ジョーン・バエズ。昔の記憶で何かとひっかかるものはあるが、この歌声はいいと思う。 ゲバラが闘争主義のシンボルだった頃、彼にはあまり気持ちが向かなかった。 嫌だったというのでは無い。偶像でしか無かったからだ。 今も彼…

体で書くということ

頭で、考えて書くなら、書かない方がいい。 体で書くということ。湧き出るものを。 自分の蓄積になる(生き方につながる)文、自分に責任の取れる文。それは体で書くしかない。 感性や経験は、身体感覚として体内に蓄積している。ここに根を置いて、これとの…

話は腹で聴く ―今日のひとり言―

人の話は腹で聴く。 人生生き方の基本中の基本。 相手の頭に、口先に振り回されない。 自分の頭に、セコさに振り回されない。 あの人はこの点は良い事を言ったから、とりあえず支持する。 この種の愚もしなくなる。 相手の全体、相手の流れがつかめるので。 …

さらば良き時代

http://youtu.be/ouiMepxtG3I 何度か取り上げた歌。以前も書いたがこの歌の良さは、山崎ハコは去り行く時代の側にはいないという点だ。 去り行くのは人の勝手、時代の勝手だ。だが自分まで一緒に向こう側に行く理由は、どこにも無い。 1970年から80年頃。こ…

同伴者

その昔、同伴知識人というのがいた。 農民に寄り添う。労働者に寄り添う…。 あほかという話。 女の腐った奴とはこのこと。 または搾取者の別名。 共鳴して語ることはある。 主体としての自分を。 (付記) そういえば、今でもいるよ。胡散臭いのが。 田舎町…

私心を棄てる

私心を棄てる。 ちゃんとしたもの、まともなもの。これを作るにこれは必須だ。物質的なものだろうと精神的なものだろうと。 こいつははっきり、断定して言える。永年の地べたを這った経験から。 私心を棄てて大御心に帰依? これについても断定して言える。…

おはよう、わが魂

俺が共鳴して欲しいのは、実体験、実践の感性だ。 本気で自分を掘る者の。 でなけりゃ、こんな話はすべて無意味、徒労、わが身の安売り。 今日一日、腹決めて生きる。自分の中の無に根ざして。観念ドブに棄てて。

良かったんだろう

福島県に派遣されていた下の子は一昨年、エリート臭の組織を辞めて、関西でフリーター的仕事をしている。妻子を連れて。 都内のホットスポットになる場所に住んでいた上の子は去年2月、父権をかざす義父を蹴飛ばせねえ夫にがっかりして別れ、我が家近くで働…

東京方面の脳力の低下

この頃諸々を見るにつけ、東京方面の者達の脳みそ力の低下を感じる。 妙に感情的になる。物事の捉え方が浅薄。気持ちの浮き沈みが表に出る。トーンが日によって違う。場当たり的、投げやり的な傾向がある…。 放射能の影響には、思考力の低下や感情の鈍化など…

主体の目覚まし時計としての知

人に必要なのは、真理らしきものの周りを思わせぶりに漂う知性では無い。解釈と後付けに終始する御用の知者達のごとく。 毎朝自分を直覚し、腹を決め生きる生活者、行動人の知性だ。 目覚めのベルの役割。これが真っ当な知だ。 この種の知は、思わせぶりに漂…

吉本隆明

吉本隆明が死んだという。 制度以前の自分、自然の中から生まれ出た当たり前の自分に覚醒せよ。こう書こうと思っていたら。 左翼や民主をかたる知的特権者の思想(虚構の中央集権の一亜種)の嘘を、左の側から戦後いち早く暴き出したのは、吉本隆明だった。 …

人を支配したいだけ ―虚構の父権―

虚構の父。そのこころは、人を支配したいだけ。 あばたもえくぼ、性格の歪みなんかも消える閉鎖の時空を条件に成り立つ、虚構の父。 この種の性根が情報を、開放世界を忌み嫌う理由はここにある。 閉鎖の時空がお好みの何んとかセミナー、オウム的宗教、頭ご…

制度の父親と父親 ―国家または虚構の父権の解体―

制度の父親になるな。 父親になれ。 それは私的公的、両者に及ぶ。 生き方、哲理、思想の問題だ。 沈黙に、無に、存在の根幹に根を。 共鳴共感、人の情、人は並立、人それぞれ、人は誰でも創造主の共和制へ。一人ひとりに根を置くインターナショナリズムへ。

統治のケツを追う人と社会の心理構造

この国では世の中がめちゃくちゃになると、めちゃくちゃにした第一義の責任者=統治の側にむしろ有利な力が働く。 社会の求心力が、統治の側に集まるということ。 より強固な統治(支配)を求めるところにファシズムが形成されるのは、分かり易い話だ。 主体…

ひとり言

人間めげねえことだ。 めげなければ必ずいいことがある―、なんて限らねえ。 限らねえが、突破口はその中にしか無い。未来を開く突破口は。 絶望ほど、可能性に挑まねえほど愚かなことは無い。 放棄が、自殺が愚の骨頂とはこのこと。 疲れた時は、何も考えね…

御家と主体性

作ること、創造、変革。 この源が、個人の内側に潜むマグマであることは、封建社会も知っていた。 なので彼らは陽明学を許した。 異端としつつ。ガス抜きとして。御家(封建社会維持の静的仕組み)大事にいつかは目覚める、父親コンプレックスの悪ガキの手慰…

前野曜子

http://youtu.be/cCATp5bR3O8 何度か書いたが、渇望という言葉がぴったりだ。歌声も歌手も。 届きそうで届かない、焦燥の中の希望。 未来だけは一先ずあった、二十一の年の歌。 聴いていて過去形にならないのはいい。思いが。 歌い手の力というのはある。

久しぶりにハコ

ゲバラばかり聴いていたので、山崎ハコ。 さしてギャップ無く移行できるのが面白い。 http://youtu.be/p3cA75JjhMo

ひと言

生きるに必死。 これほどいいことは無い。

魂に根を置く

三島由紀夫はかつて、経営側と闘って自立をめざす左翼労働運動を嘲笑う小説(『絹と明察』)を書いた。 「吠えるがええ。お前らは今に俺の不在に気が付いて困り果て、泣きわめくだろう」(記憶なので言葉はまるで不正確)。 家父長的ワンマン経営者にそう言…

腐った豚、飼育された奴隷からの脱却

直感直観、嗅覚、感性は保持するものだ。失わぬように。 自分にとってのまともな経験は、その上に積み重ねられる。 直感直観、嗅覚、感性は、生まれながらに誰にも備わる人の本性。 こいつが鈍ったり観念やエサで丸め込まれたりしたら、経験もへったくれも無…

ものを作ろう。おもろいで

ものを作ろう。おもろいで。 すけべ根性、見栄体裁は絞め殺し、虚心坦懐にものを見て。 あとは腹をすえるだけ。 自分の馬鹿さの切り崩し。イコールまともなもの作り。 どんな仕事も変わらねえ。 意識上部の二枚舌、三枚舌。おおいに結構、生きるため。 腹は…

奴隷になるな、死ぬな

奴隷になってはいけねえ。奴隷であるならば、そんな似非の自分は脱出することだ。 そして死んではならない。 生き抜くこと。自分自身の人生を。何億年もの命の歩みに根を置くところの。 神はわが体内に宿るとは、このことなのだ。誰の内にもそれは在る。 こ…

殺された男

俺が17の年に殺された男。 英雄視以外の何かもあると思い、掲載してみた。 http://youtu.be/Wq647buIgiQ

最低限、英語でも

インターネットの文書は、やはり母国語と英語(可能ならば他の言語も)で書くのがいいのだろう。 俺には、そこまでの力も手間も無い。 そうした物理的限界が、俺の意識に閉鎖性や閉塞感のたぐいをもたらしているのだろうとこの頃思う。 文自体が意識無意識に…

国家の根本は統治機構では無い

国家の根本は統治機構では無い。 これは、こう言い換えてもいい。国家の精神は、統治に寄り添うものでは無い。 この国この社会はここを勘違いするから、いつま経っても自由や民主、自立の魂が根付かない。 結局は統治の側に付き、被支配者を黙らせる役割しか…