2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ルソー、マルクス、西郷、ゲバラ、三島 ―革命における主体の意味―

ルソー、マルクス、西郷南洲、ゲバラ、括弧付きで三島由紀夫。 彼らは革命と人間主体、この両者の関係をよく知っていた者達だ。 主体が主体としての生き方を持たない限り、真の革命はあり得ないことを。 主体としての人間存在。それは生物としての人に内在す…

奴隷社会の解体

コネ、ツテ、閨閥、科挙学歴仕様の縦社会。それがこの国だ。 虚構で成り立つ奴隷制社会。こう言い換えてもいい。 これを実感しないとすればあんたは、その利権の上に無自覚に寝そべっているか、檻の中で眠りこけているかのいずれか。 怠惰と惰性。創造とは無…

コミューン。その根底は仕事と暮らしの感性、共鳴、人の情 ―自由民権考―

人は並立、自立の場。それがコミューンだ。 コミューン。それは学生や教養人好みの、頭でっかちの連帯の場では無い。 それぞれ人が地に足つけて生きる世界。汗を流す世界。そこにおいての連帯の場だ。 知識など無くても「おうそうだ! おらもそう思う」。そ…

自立の実践的拠点

ある記事への感想のコメントを転記した。 「国権は民権と人権を実現するために行使される。それが民主主義である。 国権のために民権や人権が制限されるなら、それはもはや民主主義ではない。」 国家は国民のためのサービス機関というのが、民主社会なのだろ…

真っ当な話

京大の小出裕章助教が、「人民新聞オンライン」というところで真っ当な話をしている。http://www.jimmin.com/htmldoc/145001.htm ※以下引用(引用御容赦) ──反原発の気持ちはあるが、様々な理由で実際に抗議行動などができない人たちに対してコメントを。 …

自分の居場所 ―共和制への一里塚―

自分をどこに置くか。 自分自身の側か。共同主観、共同幻想、一般論の側か。 後者の殻に覆われた自己を打ち破ることから、一つひとつの人生は始まる。腐った思い込みが、秩序とつるんで蔓延る社会では。 家庭はいまだイエのまま。真っ当な私的空間(真の連帯…

期待の心理と人の実体

「脱原発デモを報道しないのはおかしい」。この種の言説を、各所で見る。 「あれはあの程度。」 この認識は大事だが、声高に非難したり腹を立てるのはナンセンスだ。 期待の裏返しに過ぎないからだ。 その昔も自分が参加したデモを、投石の様子を家に帰って…

マクロ(政治的認識)のためにはミクロ(自己認識)が大事

毎度言うが、反抗者じゃ駄目。 こいつは肝に銘じておくことだ。 反抗者は親を必要とする。 親を装う虚構から、永遠に逃れられない。意識とは裏腹に。 小児病からの脱却は、観念の操作では無理。当たり前だが。 ものを作ること。生み出す人生を歩むこと。道理…

共和制社会の仕組み、その一事例

人は並立、人はそれぞれ、人は誰でも創造主。 お手盛りで自分を飾ることを止めた者なら、真っ当に社会と関わり人と関わった者なら誰でも感じるであろうこの実感を土台に、国の機構や社会を組み立てるならば、発想・理念として嫌でも共和制に行き着く。そう俺…

大局と大所高所 ―似て非なるもの―

大局からものを見て事を為す。これは大事。誰においても。 大局は、いわゆる大所高所では無い。この認識は重要だ。 なぜなら後者は、組織や階級、階層の頂点からのものの見方を言うに過ぎないからだ。 これと大局が何の反省も無く混同されるところに、この国…

数でも無く、カルトでも無く

数では無い。 カルト(信者を集めること)でも無い。 自分がちゃんしてないと、これは難しい。公開の場では。

金太郎飴のピラミッドの解体と共和制

長年俺は地べたを這う仕事をしてきているが、毎度思うことがある。 人間は、下層社会の者ほど差別意識は強い。 下層民(俺もその一人だ)は、自分よりもさらに下の者を見つけて差別する。もっと下を作りたくていがみ合う。よく言われるこれは真実だ。 上層社…