人や社会は解釈するが、自分を解釈することは死んでも嫌でござる。 神という鏡無き…というより神（実は自分）と向き合おうとしないこの国この社会の性根でごわす。

今朝の新聞。元国営放送の批評家が、事前の構想（企画書）と現実のギャップに悩むドキュメンタリー作りの話をしていた。 ばっかじゃなかろか。 事前の構想は自分（組織）の都合。 ぶちあたった現実が総てだ。 もの作りの面白さはここにある。 頭を切り替えて…

特権の上に乗った寛容は傲慢と同じということには、どんなに苦くても気が付くしかない。

神秘主義的なものは特権（閉鎖）の籠にこもると確実に腐敗するが、関わりの海（普通の仕事や暮らし）の中だと人の本質への直観（普遍へのインスピレーション）を生むことがある

ヒトラーも怨念と自己陶酔と顕示欲を抱えた一人の馬鹿に過ぎなかった。 馬鹿が権力を握るとどうなるかは、いつの時代も変わらない。

「安倍晋三は平和を破壊する悪魔である」。 悪魔ってやつは、人を怖れて人との交流を捨てた者のことだろう。 二束三文の自分を、他者を鏡として直視する。 これが出来ない者と言ってもいい。

この国の知者達は、知の素人を嘲笑う。 虚構の知の解体の手がかりがそこにあるにも拘らず。 この国の民衆もおおむね彼らの仲間の素人の側では無い、知者の後ろに回って彼を嘲笑う。 素人は痺れを切らして印籠に手を伸ばし、時代は堂々巡りを繰り返す。

慣例からはみ出た同胞を叩く習性が抜けない限り、その種のバカさに骨の髄から気が付かない限り、権威という濾過装置は永遠に必要悪として存在し続ける。 民主主義とは異質の者同士の対話。近現代の西欧思想はこれで散々苦労したが、日本社会の知者達はこの種…

共同幻想としての自由、共同幻想としての解放、共同幻想としての反体制、共同幻想としての創造、共同幻想としての労働者…。 これらは皆自己発見では無く、所与のものとして人々の頭の中に存在する。朱子学的社会のネガとして。

人は汗水垂らして働いて家族と共に生き、どうにかこうにか余力を生み出して自分のものを作るものだ。 創造（想像）力の母胎は共に生きるという中に在るからだ。とりわけ思想や哲学の場合。

思想（想像力）の自由は人の根源。 ネジ一本でもまともに作ったことがあれば分かる話だ。

早朝に訪問者は少ない。 ツイッターに集う者達より、まともな者が多いということだろう。

いつの時代も人は、搾取・差別されながらもどうにかこうにか余力をひねり出し、泥沼の底から真実を拾い上げて来た。 この種のものをまるで知らない労働力販売者達（賃上げ労組等々）。 革命が起きた暁にはオートマチックに真の労働者＝創造者に成れると信じ…

豊穣なる孤独を知らない者は、真の創造力を知らない。 あるのは解釈だけ。 人の顔色なんか見ないでまともにもの作りをすれば、すぐに気が付く程度の話なのだ。

日本に民主主義はまだ無い。 人は人を集団的意識で差別するしか能が無い。 左翼やリベラルも仲間意識でしかつながらない。 自分という出発点が無い。 豊穣なる孤独を知らない。 個人を教条でしか理解出来ない。

人にとって大事なのは作ること、生み出すこと、育てることだ。 そこには生きる総てが含まれる。感性も、経験も、反省も、批判に終わることのない実践も。

どんな仕事も体力持続力。 書くということをこれでやって来ただけだった。

自分の人生を生きようとしない者達に、物づくりを語っても徒労だ。

「あんたの書いたものは胸に落ちる。史実の流れも整合性がある」と労組上がりの爺さん。 通念の鋳型に当て嵌めずに心に響いた事実（人の生き方）を拾い集め、裏付けを取って書き進めた結果だった。

「ある人たちが価値やアイデアを考えだし、こちらの人たちが、こう言うわけです。「そうだ、僕がいつも感じていることを、言ってもらえたぞ。僕には表現できなかっただけなんだ。だが彼は、ぴったりと言ってくれた」。私たちにできるのは、まさにそういうこ…

正しいことを言おうなんて思うな。 自分を素直に表すことが大事だ。

人は聖なるものに行き着くことが大事だ。 愛と言い換えてもいい。 どんな泥田の中にいても、蓮のごとく花を咲かすことができる。 自分の内に摂理を見出すことだ。 日々暮らすわが身を素直に振り返って。 聖なるもの。 それは宗教家達の専売特許では無い。 汗…

ツイッターは一年やって飽きた。 これはいいことだ。 それだけリアルということ。 幻想が尾を引かない。

「よそ者」がどんどん来て人と交わるのはいいことだ。