2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

意志と市場

自然エネルギーへの転換を言うドイツのドキュメンタリー映画を見た。 ひとつ感じたのは、ドイツ人気質。 印象に残ったのは、意志してやらないと何も生まれないというくだりだ。 神の見えざる手からの転換とも言ってたような。 見ていて、カール・マルクスを…

たまにはいいべ

たまにはいいだろう。こんな歌も。 http://youtu.be/qRPX2uw2r6o

並立の仕組みは要る

商業高や農業、工業、普通高の生徒や教員と関わる仕事が、何度かあった。 思うのは、人間一長一短、人それぞれ。当たりめえだが。 人間ってのは、ある時火が付くことがある。情熱情念に。 そうすれば誰でも例外無く、そこそこ成果は生む。 生きる力を持って…

決めるのは俺と人生あきらめが肝心

決めるのは俺と、人生あきらめが肝心。 これはセットのものだ。 だいぶ前に別のとこでも書いたが、GHQと関わったという労組あがりの爺さんと昔付き合ったことがある。 爺さんいわく、「やつらの言い草はいつもこうだ。ソレハアナタガ決メルコトデス。でも…

夜明けの馬鹿話

職安と求人広告で拾った仕事の中には、雑文作りもある。 先日、大学の先生の市民向けの放射能講演会があったので、地域の実情を聞こうと出かけた。 先生は、この田舎にも結構な量の放射能が降ったのを、ほとぼりの醒めた頃にマスゴミに出した御仁だ。 調べた…

文学の可能性

真っ暗けな雪ん中、ストレッチしてて思い出した。 文学ってのは唯一、識者に訴えなくても食うことが可能な言葉屋世界だった。売れたらの話だとしても。横槍はいろいろ入るにしても。(ほかの言葉屋世界は、横槍だけで食えなくなる)。 文学の可能性ってのは…

識者

昔、新聞記者になった尾崎咢堂が「私は世の識者に訴えるために書く」と言ったら、聞いてた福沢諭吉が鼻くそほじくりながら、「そうかい。俺はサルに読ませるつもりで書く」と言ったとか。元ネタは雪国出の無頼派作家だったと思う。 福沢は、民衆庶民の感覚を…

ファシズム、その経験的考察

ファシズムってえと狂熱的なものという思い込みがかつてはあったが、どうやらそうじゃねえなと気が付いたのは、10年ほど前にある旧制中学の教務日誌を読んだ時のこと。前にも触れたことがあるが、1920年(大正9年)から1945年(昭和20年)まで読み通した…

「素っ裸になっちまった方が勝ち」

橋下徹と北大の何んとかいう先生の舌戦が、テレビであったとか。 橋下の勝ちだべ。見てないんだけどね。 「素っ裸になっちまった方が勝ち」。これがどろどろ泥田の大阪庶民の知恵―ってより嗅覚だ。 以前つんくという歌手が、見るに耐えねえ餓鬼んちょグルー…

「自我」と「他我」の関係 (孫引き的記述)

以下は、荻原魚雷さんのブログ「文壇高円寺」に記された鮎川信夫の言。表題も。 図星なので孫引きした。 《…自己言及だから純文学がつまらないのでは、多分あるまい。(中略)文学者の自己言及がつまらないとすれば、そこに語るに値するような自己がないとい…

さらば紙屑のごとき時代

♪山崎ハコ http://youtu.be/ouiMepxtG3I この歌がいいのは、紙屑のごとく去り行く側にハコ自身は居ないことだ。

思想や論理や理念の力

次の一文は「低気温のエクスタシー」というブログからの孫引き(御容赦)(※以下引用)「人は利害や感情や金で動く」兵頭正俊(老紳士) https://twitter.com/#!/hyodo_masatoshi/status/160679305142206464 この物の見方を、若い皆さん方にはぜひ身に着けて…

おもしろいので引用 ―偽善の終焉・その2―

下記は荻原魚雷さんという著述家のブログ「文壇高円寺」の記述。 おもしろいので引用(ご容赦)。 (※以下引用) ……書くことは自己惑溺のモノローグではなく、他我とのダイアローグである。 (中略) 鮎川信夫は「詩を十年やめる」と宣言したことがある。詩…

この頃の心境

悲しみなんかにひたってる暇はねえ。食わなきゃ。

偽善の終焉 ―昨日への付記―

山折という宗教学者(旧体制のサラリーマン先生)の発想も小出(農民・弱者への偏執的感情移入)の発想も、行き着く所は「この戦争はみんなのもの」の一億火の玉や、「この戦争はみんなが悪かった」の一億総ざんげのたぐい。 俺はクリスチャンじゃ無いが、キ…

感想

以下は、福島から四国に避難しているという女性が書いたもの。引用御容赦。(※以下引用) 1月12日付愛媛新聞「現論」で宗教学者の山折哲雄氏が、瓦礫の広域処理が進まない現状を憂い、放置されたままの瓦礫が「絆」と云う漢字を前にして苦笑しているのではな…

共和制の魂

原発報道を反省したり、犯人でっち上げ報道を反省したり。 そのこころは―お墨付きが出たら反省する。どこかから。 肝心かなめのその時に害悪ばら撒く奴隷根性は、死んでも反省しない。 「無謬の天」の使用人・奴隷となることで賃金を得る、地位を得る、安心…

面白いので引用

荻原魚雷さんという著述家の「文壇高円寺」というブログから引用。(御容赦)。(※以下引用)《個人主義の発達した米国では各人が自己のなかにモデルをさがし求める傾向が強い。ルーニーは、そうした米国人一般の欲求にこたえるのに、うってつけのユニークな…

共和制の魂

神はわが内にあり。 この自覚があれば、額面上の神は何んでもいい。 例えば― 米好きはいい。土と共に生きるのはいい。 だが、ここは瑞穂の国なんて言い出したら駄目なのだ。 神は独立自立、孤独の汗の中で一人ひとりがつかむもの。 そこでつかんだ神こそ、真…

同情の愚とわが身の改革

サラリーマン知性に共通の、例外なきスタンス。同情。マスゴミなどは好例。 これがどれほどの薄情・酷薄か、思い上がり・身の程知らずなのかを知ることは、この国この社会の虚構(搾取の仕組み)を知ることとイコール。 これを知り、これに染まったわが身を…

選民意識は民主の敵

自分だけは、自分たちだけは知っている。 この種の選民意識をドブに捨てることから、真の民主主義は始まる。 誰にもあるのだ。当人しか知らない世界は。 それぞれが自分の思いを表現することは大事だ。説教は愚だ。 誰にも一票があるとは、このことなのだ。…

原発に関する引用

以下は「低気温のエクスタシー」というブログの孫引き・抜粋(引用御容赦) 反戦な家づくり https://twitter.com/#!/sensouhantai/status/156768134047608833 …原発住民投票のリスクの大きさは真っ先に考えた。その上で、盛り上がりつつある運動に砂を掛ける…

直感・直観、労働疎外と共同主観(内向きの損得打算)

原発事故以来、人間の動物的カン―これを信じて行動するという言が目立つ。いいことだと俺は思う。 この国の「社会人」の暗黙の前提は、共同主観・共同幻想への従順だった。共同体や組織内の損得打算への追従。 独自のもの、新しいものを打ち出そうと思えば、…

丁稚養成所

松下政経塾。 サラリーマン・丁稚養成所ということ。 旦那衆は、わが身を越える芽は育てない。

意識の二重、三重、四重、五重の落とし穴と処方箋

東大の先生がこの国の情報隠蔽を批判してくれた。私たちは心強い。 この種の言に時々出くわす。 それって違うぜと散々書いてきたので、理由は言わない。 社会の虚構や幻想を批判したかつての左翼、新左翼、全共闘なる者達の頭の中身もこの程度だった。例外無…

民主文学

共産党の御用文学の話じゃない。本物の民主文学の話。 前もどっかで書いた気がするが、坂口安吾や太宰治、織田作之助の無頼派のことを、当時を知るある批評家は「真に民主的なエコール(流派)」と言った。 その通りと俺も思う。商業宣伝でも、文壇・権威の…

コミューンは人の側に

コミューン(共同体・連帯)を国家に委ねたら、おしまいだ。 スターリン的ソ連、将軍様的北朝鮮、ヒトラー的ドイツ、天皇的日本、さらに遡ればジャコバン的フランス…。 とっくの昔に結果は出ている。奴隷となり殺され、奉仕の末に見捨てられ、原野に野垂れ死…

組織的人格

「(地震と原発事故直後の)『あの阿鼻叫喚地獄では、スーパーマンでもなければ適切なことなどできなかったさ』と、半ば同情的な感想を述べる人が少しずつ出てきました。 こういう人たちは、まったくの世間知らずの、子供のような人たちです。もうどうにもな…

歌の記憶

http://youtu.be/U5pj60jC_i4 この歌は俺の人生になにがしかの影響は与えたのだろうと、振り返って思う。 軍歌調を残した、真空管ラジオから流れる流行歌。 小二程度の餓鬼の心にも、伝染するものはあった。 映画の中身は知る由も無かったが。

労働はヒューマニズム

マルクスのヒューマニズム。 獲物を狩るだけじゃない、産み出す主体として人間をとらえたこと。 人と動物の決定的違い。このリアリズム=ヒューマニズム。 マルクスの言う労働、労働者はその別名だ。 威張り散らし、赤旗ばかり振って何ものも生まない「労働…