2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

大衆の原像

昔、吉本隆明は「大衆の原像を(思想に)組み込め」と言った。 自民党にはかつて、教条左翼や講壇(説教)民主主義者以上にそれが出来る一派がいた。 自民党は今、先祖がえりの説教右翼ばかりになってしも〜た。

「ムチでしばいて」の終焉

「暴力指導で女子柔道選手、JOCに告発」。 「頭ごなし」をもくろむ統治者達とまるで異なる時代の流れ。

要は主体の問題

「人生奮起した時に」。 時期外れは金にならない。それは親が言った通り。朱子学的教養世界では。 主体は自分。 本当にそう実感していれば、どうでもいい話だ。時期外れだろうが何だろうが。 「主体は自分」を実感させないのが、いまだ続く朱子学世界。 こい…

学歴と学問

俺の親は、馬車引きがある時発奮して勉強し弁護士になったが、客が無くて自殺したと鼻で笑うところがあった。 「身に着けるべき時期にしっかりした教育(学歴)を」。 「身に付けるべき時期」を解体し、人生奮起した時に知恵や知識を身に付ける。 これがほん…

義兄の死に立ち会った。 中卒で大工になり板前になり。雪の田舎を一度も出ること無く死んでいった。 教師はぜひ高校にと言って来たが親は拒んだ。金が無い。日銭を取らせた方がいい。 体裁のため見栄のため、借金しても子の「上昇」を願う俺の田舎(俺のイエ…

朝明け

夜明けが早くなってきた。いい気分だ。朝明けを見るのは。 十数年前、暮らしと賃仕事に追いまくられて首を吊りかけた俺を救ったのは、朝明けだ。 夜明けとともに。このサイクルが俺には良かった。

糞だった不平士族の民権運動

明治初期の新聞。この歴史をリアルに掘り起こせば見えるだろう。「大物」政治家の周りで小銭をもらい、ゴロを巻いていた書生崩れの新聞記者共の姿が。 いともた易く国権に転向し、勝ってもいない日露戦の「勝利」を宣伝しあおり、都市の愚民をたきつけ、侵略…

民権の二つの流れと職人労働

前にも言ったが、明治初期の自由民権には不平士族の系統と、今でいう村起こし・地域起こしの系統の2つの流れがあったというのが、俺の田舎の資料をほじくって得た実感。 一人の人間にも、この二つの流れが思いとして交錯することがある。俺なんかもそうだっ…

民衆に根ざした新たな「箱もの」を

ニッポン人は、入れ物を作れば自分をそれに合わせる――と伝統的統治者は思ってるべ。 人の(命令の)せいにしながら実(物質的価値)を取る。実にいい仕組みなのだ。魂を相手に預けて(売り渡して)おくことで。国体から家に至るまで。 受け身でいれば、受け…

「最大公約数」はつまらない その2

周りはどうあれ、摂理に対して正直・素直じゃないとものは作れない。これが職人気質の本質だ。好きで好きでたまらなくて打ち込んだ世界でも、同種のものが生じることがある。最大公約数的なものじゃ、これはつかめない。 百姓にも町工場にも、この種の人は必…

「最大公約数」はつまらない

二十年近く前、坂崎幸之助が趣味にまかせて選曲構成した(んだろう)衛星国営放送のフォーク番組は面白かった。懐メロフォークブームに火が付いたのは、これが始めだったように思う。 その後皆様の国営放送は、「視聴者の声を取り入れた」フォーク歌番組を作…

雪かきあとのひとり言 ―ブログじゃ前に言ったっけ―

後付けの観念に寄りかからない。生きる中で養われた感性を裏切らない。こういう者は都市にもいる。若い頃の吉本隆明なんかその一人だった。職人気質の家に育った下町のあんちゃん。 俺の大阪時代の師匠も東京の、印刷工場などがある下町の出だった。偏屈で、…

ハコ

山崎ハコ。田舎もんが田舎もんの魂を裏切らずに都会で生きればこんなもん。http://youtu.be/jRDfmkCINl0 この歌なんか対の感じがする。田舎に残った婆ちゃんを歌った歌だろう。http://youtu.be/gZVUoarRNjY 俺は、田舎に育まれた感性の方がいいなどと言うつ…

満蒙を開拓?

司馬遼太郎の話。共同幻想(暗黙の打算のアマルガム)の上に成り立つ「史実」に感情移入するほど馬鹿げたことは無い。例えば「満蒙開拓」。開拓でも何でも無い、現地「満人」を追い出して棲みついただけと、かつて引揚者は言っていた。「涙の物語」も随分変…

ひとり言 ―続き・その2―

この種の心の作業=無化は必須だ。 だが精神修養・自己変革でことが済むならば、どこかの自己啓発セミナーのごとく修行が足りぬで話は終わり。社会変革は無用だ。 必要なのは、無化した地点から新たな政治・社会理念を構築することだと思っている。

ひとり言(続き)

ペシャワール会の代表者は言っていた。「下層の人達も差別し合い、いがみあう。それに絶望するならボランティアなどしない方がいい」。 それでも続ける。それは自分の中の同んなじ構造を無化した時だろう。鏡としての他者。それを見ることで。高みにも低みに…

朝っぱらのひとり言

朝っぱらから唐突な話だが、純朴を装って上昇を試みる手合いは無数にいる。田舎には。 たまたま行った仕事先。「素朴な村」に人を受け入れるボランティアがいたので、百姓仕事は昔取った杵柄(きねづか)、手伝ってやった。 その後何度か関わったが、ある時…

国家と自分

国家と自分―この関係。何ものか(天皇制に決まってる)に遠慮して不徹底だった戦後民主主義。肝心かなめの所で思考停止。その虚をついて靖国、「お爺ちゃんは悪くなかったもん」の安倍坊や。遠慮に付け込む者達に遠慮は要らない。 国家の赤子。そう思うなら…

ツイッター上で浮かぶ思いというのも悪くは無い その2

あわじひめじ‏@AHimeji 「会社員が海外で殺されると「素晴らしい企業戦士だった」と言って悼み、NGO職員やフリーの戦場ジャーナリストが殺されると「そんなもん自己責任だろうが!勝手に死ねやw」と罵声&嘲笑を浴びせるこの国がぼくは大好きです♡」 全く同…

ツイッター上で浮かぶ思いというのも悪くは無い

俺が体験を言うのは、俺の思想の根拠がそこにあるからだ。体験に拘泥すれば、他人とは相いれないなんてことは大間違い。人間同士の共鳴は、ここからしか生ない。知識や観念レベルの結びつきなんて、経験の海に乗り出せば一気に崩壊する。大抵は馬鹿げた憎悪…

ネットは、やって良かったな

ネットと関わって良かったこと。 俺が本気で書きたいものは、金(生活の足し)にゃ絶対にならねえなということ。開かれた市場があったとしても。 こいつはよく見える。 だから書く意味がある。この手の場で。

サルにタマネギ、1.21 その2

その昔、俺は釜ヶ崎の道端でおっさん達と焼き肉を食った。仕事のために。そんな自分に嫌気がさして、気が付いたら同んなじ日雇い世界。家庭は失くさなかったが。辛抱強い嫁さんの御蔭で。 あっという間に人は遠ざかった。人間世界の景色って奴はずい分変わる…

サルにタマネギ 1.21 

俺はつぶやくことを軸にこの場と関わる。うるさけりゃ、さっさと読み手(フォロー)を降りてくれ。

感想・ツイッター その2

ツイッターをひと月やってみて思った。河岸変えて酒飲むのと同じ。 店の構えが違うだけ。客は同んなじ(こいつは確かに早く分かる)。 昼の世界と別の人間が居るわきゃ無え。これが10年近くネットに関わった俺の印象(当たり前だね)。 自分なりの表現の場。…

サルにタマネギ、1.20 その6 ―ブログじゃ書いた話だが―

遠い昔、マスゴミ企業に雇われていた時にロッキード事件。手不足の東京に動員された。小佐野邸などで待ちぼうけ。どうにも納得行かず「学閥、閨閥の無い田中だけがなぜ逮捕なのか」と大阪に帰って社報に書き、散々馬鹿にされた。直感は間違っちゃいなかった…

サルにタマネギ、1.20 その5

政治的権力者に寄り添い、説教道徳を説く儒教的世界。今も確実に残るこのメンタリティーは解体しなければだめだ。日本に限らず。 儒教的アジア世界の韓国朝鮮、中国の民衆との連帯も、この解体と対だと俺は思っている。自分の中の民衆性を顕現するためにも。

サルにタマネギ、1.20 その4

ゆとり教育は悪くなかったというのが、垣間見た俺の印象。地域との関わり、人との関わり。この芽をなぜ摘む。円周率なんざ必要に迫られりゃ、誰でもすぐに覚える。 例えばの話だが、大概の者は東大程度は入れると俺は思っている。内発的な意欲において、真に…

飽きてきた

ツイッターは飽きてきた。 形は不出来でも野菜を買ってくれる。そんな客相手の露天商の世界かと思ったら、それなりの包装だのなんだの要る感じ。 やっぱ、ひとり言で十分かも。 成り行きに任せよう。

サルにタマネギ、1.20 その3

ハイあなたの居場所はここと、頼みもしないのに指定券を送ってくる人々は、知的活動の人々に実に多い。 言葉はどんなにリベラルでもその場は正しくても、関わりようが無い。(追伸) この種の思いは、心ならずもの気分をどこか抱いてお上りしたことのある者…

サルにタマネギ、1.20 その2

飯食う仕事の感想だが。敵と見られて眉ひそめられるのも嫌だが、味方と見られて笑顔を送られるのもいいものじゃない。 胸に手を当て、できる範囲でやった結果に過ぎない。