朝っぱらのひとり言

 大阪暮らしの下の子が、昔俺と嫁さんがよく行った神社に初詣。嫁さん子供撮った写真、メールして来た。

 あれから三十年。金輪際縁ねえだろうってとこに、子が行って暮らしてる。嫁さん子供と一緒に。嫁さん子供と一緒に、俺が田舎に舞い戻った歳に。

 人生ああだこうだ言った覚えはねえ。昔は良かったなんて糞話も。草野球は散々やったけど。

 それでも何んだか、なぞるようなとこはある。あほな親父の歩いた道。関係ねえ、うるせえ、どうせおめえの余生は短けえとか何んとか悪態つきながら。

 嫌でも子は、親のあと追っかけるとこはある。ほっとくことだ。くだらねえ人生吹っこまねえことだ。何んか感じて行き先決めるさ。子なりに。


(付記)
 朝っぱら、雪ん中ストレッチして来た。根性入れてやるぜ。行くとこまで。