共和制の魂 その十六 ―プロ面―

 関わった職種人種の中で、広告代理業のたぐいほど箸にも棒にもかからねえクズはいねえってのは俺の実感だ。

 直に金払うわけじゃねえ人民は女子供と小馬鹿にし、直接銭払う旦那衆だけ「実需者」。

 こいつらの「プロ根性」は、ゴマすって旦那から銭巻き上げる御座敷芸だけだった。

 この手合いの商売は今、全部駄目になってる。あらゆる分野で。

 人民とは何か。人民性とは何か。

 キョロキョロきょときょと娑婆眺めるんじゃねえ。てめえの腐った根性眺めなきゃ、何んにも見えてくるわきゃねえさ。


 共鳴共感、義理人情、人の並立、人民民主の共和制万歳。一人ひとりに根ざしたインターナショナリズム万歳。


(付記)

 小沢一郎の周りに集まるのは、広告代理店のたぐいばかりじゃねえのかな。小沢の性根本音のせいもあるだろけど、ほんまもんの人民性が薄いせいじゃねえかなと思ってる。平生、民主だのなんだの口にするやからに。実行力がねえってこと。人民性に根ざした―。
 実用主義プラグマティズムは絶対そこにゃなびかねえさ。