トータルな世界

 トータルな世界を我に。

 はっきりしてること。飯食う中でつかまきゃ。

 体当たりってこと。うだうだ思わず。

 虚心の本質はこれ。

 そこに転がってる。自前の、自分にとってのトータル。

 本質だの正論だの、腐れ布団に寝転んで思ったって駄目さ。実生活は棚に上げの評論家、趣味人なんかになっちゃだめ。

 売文家、組織マスコミ、序列に寝そべるサラリーマン…。ピンはね・吸い上げの上げ底社会、東京辺りにゃゴロゴロいるってのは、今も変わらねえ実感、実体験。

 生きてく中で人生つかむ。吉本がどっかに置き忘れちまった大衆の原像なるもんは、永遠に不滅さ。人民の中じゃ。

 時代がどうなろうが、どうずっこけようが、そこにしか転がってねえ。真っ当な、持続可能な人生。自分にとってのトータルは。



 共鳴共感、疑義人情、人の並立、人民民主の共和制万歳。一人ひとりに根を置くインターナショナリズム万歳。