仕組みがもたらす結果に幻惑されちゃいけねえ
選挙という奴は、自分が一億二千万分の一だということを認識する場だ。
この認識は大事だ。ほっとけばすぐにはびこり始める、お手盛りで虚飾の自分を脱ぎ捨てるために。
選挙結果で大事なのは、仕組みがもたらす大勝ち大負けよりも、得票率だ。
国民の4割が棄権する選挙の中で、仮に過半数を取ったとしても3割少々。(注)
(注)「全国の比例得票数を集計したところ、自民党は1662万票で、05年の2588万票を大きく下回り、09年の1881万票にも及ばなかった。得票率も27.6%で09年の26.7%とほぼ変わらなかった。」(毎日新聞、12月17日、11時54分)。比例区の投票率は59.31%。比例に関して言えば、全有権者の16%程度が自民を支持しただけ
それとても、内実は意志なるものを示すものとは到底言えまい。
頭を冷やして現状を認識する一資料。それ以上の意味は無い。主体にとっては。
共和制が意味を持つ日は、いずれ嫌でも来る。
へんてこりんなものに下駄を預けずに、地上の人々と真っ当に関わろうとするならば。
気持ちを切り替えて。