3000Kの朝

 3000K(ケルビン)の朝。

 今朝はこれに出会った。

 初夏は日の出が早くなるので、これに中々出会えなくなる。

 Kは昔仕事で使っていた色温度の単位。

 日の出の太陽の色温度は大体こんなもんだ。

 初夏や夏場は少し高く昇り始めれば、すぐに4000K、5000Kに上昇する。特に大気の澄んだ朝は。

 3000Kの光。これが心と体にいいと言ったのは嫁さん。もう17年ほど前のこと。

 以来これに出会えるように早起きするようになった。今は夏場は難しいが。

 お陰で鬱や落ち込みの気分はだいぶ改善したと感じている。

 これをしていなければ、とっくに俺は潰れていたろう。首をくくるかどうかして。

 たまっちまった仕事を少しでもこなそう。今日一日。