聖なるもの

 人は聖なるものに行き着くことが大事だ。

 愛と言い換えてもいい。

 どんな泥田の中にいても、蓮のごとく花を咲かすことができる。

 自分の内に摂理を見出すことだ。

 日々暮らすわが身を素直に振り返って。

 聖なるもの。

 それは宗教家達の専売特許では無い。

 汗して働き生きる当たり前の人々が手に入れることのできるものだ。

 ちなみに俺は家宗教の仏教をやめ、いっとき通ったキリスト教会もやめた。

 その種のものは要らないのだ。

 わが胸に手を当てて思いさえすれば。