「…田母神氏。「戦後教育による『侵略国家』という呪縛(じゅばく)が国民の自信を喪失させ、自衛隊の士気を低下させている」とし、現役自衛官に対しても、「自分のことより国家、国民のことを常に優先した言動を取ってほしい」と神妙な面持ちで語った。…」

最終更新:11月4日1時14分(YOMIURI ONLINE)


 魂、どこに置くかってことだね。戦前由来の国家(虚構)の中か、人民・民衆=自分の中か。戦後がほんとに国民国家ってんなら、この手のケチな怨念、「自身喪失」「士気低下」は生まれねえさ。侵略の自己認識も、統治の仕組みの国家にてめえ重ねてる間は、絶対生まれねえ。歴史は国家と国家の駆け引き、やり取り、権謀術数って程度の脳味噌ん中からはね。


 「自分のことより国家、国民」かい? この手の言は、古代封建の昔から。どんな暴君、権力者も言うさ。民衆見殺し・国体護持に奔走した、田母ちゃんのご先祖達もね。


 他国の民衆蹂躙して痛くもかゆくもねえ感覚は、自国の民衆は手段・ダシの発想と対。首になって当然が、同じレベルの脳味噌の暗黙の了解のもと、六千万円の退職金もらい、懸賞金も戴き(注)。先々のことだって、手ぇ打ってあるべ。相も変わらずの「赤心」。見せかけの純情。


 人間、魂の空っぽ度、根無し草度に応じて、へんてこりんなもんに気持ち重ねる。共通するのは、真っ当に汗するのが大嫌れえな性根。


 橋下とかいうどっかの知事も、同じ根性だべ? せっかくつかんだ職業生かし、事件・物事掘り下げて弁護―なんての死ぬほど苦手。てえか発想の埒外。なんかおもろいことないかでふらついた結果が、上っ面の受けねらい=見てくれタレント稼業の延長の今の仕事だべや。


 人間、見栄体裁・籠の鳥の性根じゃ駄目さ。ヘンなもん捨てて真っ当に人と関わり、真っ当に汗するとこからしか、真っ当な感性は育たねえ。世の中どうねじ曲がろうが、こいつだけは変らねえぜ。


(注)退職金額は、俺の田舎の地方紙、「退職金は約6000万円という」より。「懸賞金は受け取る」はYOMIURI ONLINE