イッツ ゲッティング ベター
♪イッツ ゲッティング ベター オール ザ タイム…って歌が、昔あった。
こういう感覚は大事だ。どうせ生きるなら。そういう気持ちの中にしか、未来はねえからだ。取り巻く事実はどうでも。
以前、まるで仕事無くした時。秋の陽浴びる山の紅葉、失対仕事の休憩時に眺めながら飯食った。あっけらかんの陽の光、あっけらかんのまぶしさだった。
サラリーマン暮らし蹴飛ばして二十九年。仕事無くて職安通いは、何度かした。あっけらかんの気分は、この時なぜか初めてだった。子供達が飯食う算段つけたせいかも知れなかった。
毎度、選択肢は俺ん中にあった。首くくること含めて。救ったのはあっけらかん。嫁さんの。この時だけは俺の。
体はささやく。ゲッティング ベター…。取り巻く事実はどうでも。
くだらねえ蛇足だが、これはまるでひとり言。自分への。そして願わくは今日を生きる、まみえることねえ同志への。
共鳴共感、義理人情、人の並立、人民民主の共和制万歳。