教育の並立化、複線化 ―共和制への一里塚―

 何年か前、何んかの番組でトーダイ生が言った。「僕たち努力したんだから、見返りがあって当然だと思う」。

 低脳学生の発言聞いて思った。これ、偏差値狂育に侵された者達の本音なんだろな。

 実際、娑婆渡ると普遍的に出くわす。偏差値ピラミッドが醸す価値付けに盲目的に従う者達に。

 諸悪の根源、とりわけ人間の精神・魂薄片化の元凶の一つは、ここにあると俺は思ってる。右向け右、あっち向いてほいの帝国明治が生み、ヒトの脳みそ戦後も支配し続けた上っ面人間再生産システム。

 教育なるもんは各種職業習得の学として並立化、多岐化しなきゃいけねえと俺は思ってる。人の本音の部分で。

 それにゃ教育制度、明確に変えるべきだ。複線化、並立化に。行政官僚育てるだけの学校が、いつまでも真ん中に居座り続ける程度の社会じゃ駄目なのだ。本来の、各種学校の一つに過ぎねえ位置に持ってかねえことにゃ、社会もヒトも永久に救われねえ。

 低脳学生に言いてえことはだだ一つ。そんな「努力」で見返りもらえるんなら、娑婆にゃごまんといるぜ。数十倍の豪奢な見返り、もらって当然の者達が。


 共鳴共感、義理人情、人の並立、人民民主の共和制万歳。