芸術家肌と実生活 ―思想の根底―
俺は、いわゆる芸術家肌ってやつは馬鹿にしねえ。
トータルにもの感じる気性の、一つの表れだからだ。
だがしかしこの手は、実生活じゃほぼ必ず破綻、ぐうたらさらけ出す。
実生活ってやつはたいがい「ハイ時間です」で成り立つ。結論出ようが出まいが。トータルに感じようが感じまいが。
銭金振り込みになってからは特に。それはそれ、金払ってください。こいつに降参白旗振れば、言われたからやりました、要領遊泳のサラリーマン・役人人生。
事実は毎度、部分にいてこまされるトータル。どっちがトータルじゃいと人は言う。経理屋タイプが世の中知ってる面になっちまうのは、これ。サラリーマンマスコミの「リアリズム」は全部これ。観念虚構既得権、組織の勝ち。
ぐじゃぐじゃ言う時間ねえので結論だけ。トータルはトータル。がんばれトータル。やるしかねえんだぜ。トータル護るためにゃ。グチるな。斜に構えるな。芸術家面、優越に寝そべってぐうたら肯定するな。人がどうこうじゃねえ、あんた自身の生き方の問題なんだぜ。だから不運重荷嘆くな。やることやれ、体当たりで。そして人は絶対に当て込むな。
(付記)
小沢一郎は危ねえな。「強さ」の根っこ、天皇なるパトロンじゃなきゃいいんだが。他人のやるこった。
共鳴共感、義理人情、人の並立、人民民主の共和制万歳。一人ひとりに根ざしたインターナショナリズム万歳。