九州男児の虚構 その二

「いいおばあちゃんだったけど、これだけはどうしても受け入れられなかった。それは『男の人には逆らっちゃいけないよ(正確にゃ「女が黙ってる方が丸く収まる」)』と言われたこと」。

 大分出の山崎ハコがいつか言ったことが、どっかに載ってた。

 この話は俺ん中じゃ、娘の知人の九州出の女子学生が言ったこととダブる。

九州男児って男らしくないのよ。ほんとは…」。

 九州出の男達(鹿児島、熊本なんかとりわけそうなんだろう)が、今でもこの手のメンタリティー(思い込み)で生きてる場面にゃ、何度か俺も出くわした。

 上げ底の支えあっての男らしさ。

 教育勅語なるもんも、実質は九州男児の創作だった。