問わず語り ―共和の流儀―

 対話は、問わず語りがいい。

 私はこう思う。こうしている…。

 ひとり言みたいなもの。というか、ひとり言。

 表現ということ。自分の生き方、世界の。

 絵を描くこと、詩を書くこと、曲を生むことなんかと同んなじ。土台は。

 議論なるものは、それぞれの心の中でやればいいのだ。家に持ち帰ってからでも。

 問わず語りを装い、人を攻める輩、やり口はある。

 陰湿な病を止める術は他人には無いが、苦にもしない術はある。

 自分に根を置いて聞き、話す。または黙す。

 自分なるものの把握が、どんな娑婆でも最重要かつ当たり前の課題なんだろうと思っている。



 共鳴共感、義理人情、人の並立、人民民主の共和制万歳。一人ひとりに根を置くインターナショナリズム万歳。