民主主義の神髄・付記

ルネッサンス宗教改革が西欧という一地域の土着的事象に過ぎないとしたら、その流れの中で生まれた芸術や科学等々に触れて感動するなんてことは、我々ニッポン民族にはあり得ないことになる。

 有名だから、お墨付きがあるから仰ぎ見る。この種の日本的「感性」(集団的なものに依拠する刷り込み)を突き崩す糸口など、どこにも転がっている。何より自分自身の感性の内に。虚心に自分を見つめれば。