勝手に時代は変わって行くが (その2)
これなども山崎ハコの本質を捉えている。(「まこりんのわがままなご意見」より。引用御容赦)
(※以下引用(抜粋))
「70年代の女性フォーク歌手――いわゆる暗い唄歌いの中でいまいち受け付けないなぁ、と思っていたのが、山崎ハコだった。
中島みゆきや浅川マキ、森田童子、谷山浩子、などと比べると戦略性が希薄で、つまりはどの方向を目指しているのか、聞く者のどの部分に訴えようとしているのか、といった自己演出の部分が希薄で、ただただ、生の感情をありったけ聞き手にぶつける歌がどうにも耳に痛かったのだ。
彼女の歌は、新鮮過ぎるぶつ切りのマグロの切り身のように舌に強く当たって風味を楽しめないなぁ、と思っていたのだ。…
が、今、彼女の歌が効いてきている。この生っぽさが逆に良かったりするな、なんて。」
(※以上引用)
「戦略性や自己演出が希薄」。
この辺は、俺が以前書いた中島みゆきの噓くささと裏腹なのだろう。
流行(社会的なもの)ではない、自分に掉さしたハコ。
フォークソング(民衆の歌)とは、元々そういうものなのだ。
これは、商売になるかどうか以前のもの。
このスタンスは、何をしても変わらないと思っている。民衆に、自分に根ざすのであれば。