ひとり言(続き)

 ペシャワール会の代表者は言っていた。「下層の人達も差別し合い、いがみあう。それに絶望するならボランティアなどしない方がいい」。

 それでも続ける。それは自分の中の同んなじ構造を無化した時だろう。鏡としての他者。それを見ることで。高みにも低みにも立たずに。