肩書きや名声。それは建前社会が勝手に貼り付ける看板

 何かにこだわると、人はそこでどん詰まりになる。

 典型は肩書きや名声(または汚名)だ。

 それは他人が貼り付けるもの。自分では無い。考えればすぐに分かることだ。

 なのでこだわる理由なんてまるで無い。

 こだわると、そこで発想は立ち行かなくなる。

 下手すりゃ命だって落とす。そんな奴は俺の周りにもいた。首をくくった。なまじの名声のために。

 多分だが、汚名ならば踏んばれたろう。名声の方が始末が悪い。人間にとって。

 肩書きや名声や汚名にこだわらない良い方法。

 持ち上げられても持ち下げられても、気にしないことだ。気にせずにやることだ。自分が必要と思うことを。

 自由に生きる。自在に生きる。

 それは他人という建前社会の代理人に拘束されないことだ。

 そうすれば真の自分が見えてくる。実感を伴って。

 真に連帯すべき他人が見えてくることだってある。くだらない孤独からの解放も。うまく行けば。

 うまく行かなくったって続けることだ。

 それが自分なんだからね。生身の。