♪労働に打ち鍛えて
1960年安保の頃、俺は小5だった。
その頃なぜか覚えた歌がこれ。「♪労働に打ち鍛えて 稔らせよ学問を…」。国際学連の歌。
たまたま付けた歌詞かもしれねえが、ほんとその通りだなと思う。今になって。
どんな雇われ仕事でも日雇い仕事でも、体でぶつかってやれば必ず「言われたこと」以上のものが見えてくる。得られる。
言われたこと以上のもの。こいつに意味を見出すヒントが学問(知識)なんだなと感じることがある。
知識にゃ実体は無い。他人の人生のうんこみたいなもの。
だがしかし、もしそれがまともなものなら、まともな汗で生み出されたものなら触媒にはなる。労働による発見の。発見したものの意味を感じ取るための。
学問ってのはいいもんだ。その意味で。浸り過ぎて腐っちまうこともあるが。
上昇しなけりゃ―しっぱなしでなけりゃ大丈夫さ。自分のルーツを忘れなければ。