独語

(初出 11/28/2006)


 高慢な女は嫌だ。



 心の内側に、どんな悲しみを湛えていても。



 持ち上げられなければ気がすまない男は嫌だ。



 家庭にどんな不幸を抱えていても。



 傲慢を打ち捨てる気のない者達は、行き着くところまで行くがいい。



 その程度の努力は、最低限した。お前達が、ことある毎に避けて通った代価を支払いつつ。