馬鹿に付ける薬はねえさ その三


 「インテリ達は、延々難しいこと言いたがる。だが大事なのは繰り返すことだ」(ヒトラーだっけ。ゲッベルスだっけ)


 こいつは正しいね。だから俺も繰り返すさ。


 六千万円持ち逃げ男の「侵略ぬれぎぬ論」は、何のための仕事かもクソもねえ組織べったり、会社べったり人間の発想さ。


 頭も心もねえ、戦争だけが自己目的の手足野郎(技術官僚)の効率論。銭儲けだけの守銭奴企業のサラリーマンと同じ。こいつが苛付きゃこの程度の「思想」ほざくのは、関東軍の昔も同じ。


 人民民衆ずっぽり抜け落ちた、コッカとコッカ、組織と組織の謀略史観。真珠湾攻撃ルーズベルトにハメられて始めました。中国侵略は蒋介石に乗せられて始めました。殺したくもねえ民衆、散々殺したのもただの結果です。国民散々駆り立てて、海山の藻屑にしたのもただの結果です。だから僕ちゃん悪くないヨ。


 綺麗事・権力史観の大河ドラマ見てるんじゃねえんだぜ。口先だけの「勇ましさ」にたぶらかされ、ヘンなもんに自分重ね合わせねえことだ。自分の居場所、暮らしの場所で考えることだ。体いい理屈で殺された者達の苔むした墓、忘れねえことだ。