ひがみは、人は鍛えねえ

 前の日の文、直すだけにしよと思ったけど、ここでも。

 ひがみは、人は鍛えねえ。こいつは人生諸々の実感。

 怒りと憎悪から、こいつ分離するのは必須。けっこうできるさ。100パーセントは自信ねえけど。

 素直に働く。自分に。グダグダ思わず。

 あぶり出しみたいに出る。人の、自分のひがみ。

 怒りや憎悪、見せねえ方がいいさ。普段は。

 人はたいがい誤解する。「上」は100パーセント誤解する―ってか、したがる。怒り、憎悪、そりゃひがみ。

 蛇足だけど、「下」のお仲間意識も要注意さ。汗流したがらねえ奴らの怒りにゃ、乗らねえ方がいい。飯の仕事、小馬鹿にする奴らの運動とかも。結構そうだったね、ロードー運動。個人のレベルでズルする奴の義憤は、絶対パスした方がいい。

 ひがみは力にゃなる。上昇の。やめろなんて、言ったって聞こえねえ。

 東北は駄目だ。俺は。悪りいね。当たり悪りいだけかも知んねえけど。

 「ひがむのは、人うらやむのは悲しいことです」とか何んとか、福沢諭吉っつぁん。明治初期から前期の、民権運動指たんだろね。多分。

 さすが福沢先生。そう思うみたいだね。教養の人々は。

 『蜘蛛の糸』のお釈迦になったら、おシャカさ。死ぬまで混濁の生身の人間、悲しい御顔でオカから見、糸ぷっつんしてお昼寝なんてね。