うつ、ノイローゼにゃなるなよ 

 怠けはクズと言ったけど、うつ、ノイローゼにゃなるなよ。

 打ち込んだ後にゃ必ず来る、肉体と精神の反動。

 がっくり落ち込む。口きくのも嫌んなる。

 この反動は打ち込みの深さに、密度に比例する。


 反動がうつ、ノイローゼに落ち込む要因は二つある。経験的にゃ。

 一つは、目標高く設定し過ぎること。限界越えて。

 若けえうちは自分責める。この気持ちは大事だ。次に生かすもん探るために。

 だが若けえうち、中々見えねえものがある。自分の肉体、精神の物理的限界。

 人生は流れだ。自分という生命体のリズムの。このリズム・流れの範囲内。こいつでやらねえと続かねえ。続かねえだけじゃなく、うつ、ノイローゼに必ず落ち込む。

 自分甘やかしてるのか、見極めたのか。

 悩むこたぁねえ。胸に手ぇ当てりゃ分かるさ。

 寝る時ゃ、さっさと寝ることだ。流れの中、リズムの中でもの作るために。


 うつ、ノイローゼの要因、その二。生命体のリズムと流れ知らねえ奴、知っても知らん顔の奴ばかりの時。

 二世三世が社長の組織。御無理御尤もの官僚組織、上は頭でっかちばかりなりの現場知らずの組織。この手がたいがい―ってより全部が全部これってのは、何度も見てきた。体験した。

 打ち込んだことねえ奴。本気でもの作ったことねえ奴。わき道横道、抜け道に走る奴。この手合いん中で仕事する時も同じ。仲間と思い込んで。

 クズは早く見極めること。自分の場所で作ること。それも無理なら革命起こすこと。

 青年マルクスも言ったさ。ゼニ金・交換価値突出の資本制社会。こいつが引き起こす労働疎外。

 革命・変革の主体的根拠はここにある。生命体のリズムと流れ、勤労の魂護るために。怠け者のクズ人生守るためじゃねえさ。


 共鳴共感、義理人情、人の並立、人民民主の共和制万歳。一人ひとりに根ざしたインターナショナリズム万歳。