良心の根源

 全身体を使った、身を入れた労働こそすべての始まりだ。

 体で感じることができるからだ。

 良心の根源はこれだ。体で感じる魂のメカニズム。こいつを体内に醸成する。

 本気で、身を入れて、打ち込んで働くってこと。

 いわゆる初期マルクスは正しい。ドイツ職人労働。真っ当な物作りの労働者。こいつを感知した青年マルクス。万国共通の労働の本質。

 労働疎外。観念でもなんでもねえ。本気で働いた者なら、身に沁みて分かるはずだ。ありきたり、ぽんち絵、言われたからやりましたのクズ世界の中で。