人は物理的なものでしか変わらない

 人は物理的なものでしか変わらない。言葉なんざ踊るだけ。

 これをよく知って実践したのは、有名所ではあの雪国出の土建屋宰相。この頃では小沢一郎だろう。なので嫌われる。言葉の商売人達に。

 人で苦労した者なら大概気付くことだが、この手の経験と実感を真っ当に生かすのは、案外難しい。通俗のマキャベリズム、脅し程度の知恵しか浮かばないからだ。プーチンみたいに。

 人と関わって仕事した経験をそのまま言えば、脅しの要素は必要。脅しで悪ければ凄味。これが無きゃ、人は動かない。「今やろうと思っていた」者すら。同志愛のたぐいで事が済んだ革命など、存在しない。ちっぽけなもの作りの世界も。町工場の親父なんか、よく知ってる。

 人にやさしくしないこと、自分がやること、人情は忘れないこと。こんなもんだと思っている。ミクロの世界もマクロの世界も。

 物理的なもの。それは実行というだけの話。

 ケツに火が付かなきゃ動かない。こいつを腹に据えること。腹据えて関わること。人とも自分とも。こんなもんだべ。仕組み作りも。水平、並立の契約の上に。



 共鳴共感、義理人情、人の並立、人民民主の共和制万歳。一人ひとりに根を置くインターナショナリズム万歳。