久しぶりに
先日、久しぶりに山崎ハコを見た。国営放送で。
ずい分声が出なくなった。仕方ねえか。小っちゃな体で苦労舐めりゃ。
感性さえも平均化された中じゃ、ハコは浮いてた。
マスなる場所でハコが売れねえ訳がよく分かる。
人はするりと避けて通る。生身の人生から湧く思い。
砂糖菓子が欲しいだけ。惰眠の。
消費だけが人生の市民共に、文句言ったところで始まらねえ。初めから分かってたこと。三十年、四十年前に。
ハコは田舎もんだ。あれだけ延々都市で生きても。いいのか悪いのか、それは知らねえ。当人の思いも。
飯は食うしかねえ。生きてる限り。斜にも構えず隅でニコニコ。気にもせずに生きりゃいいさ。行けるとこまで。
再掲。
http://www.youtube.com/watch?v=gZVUoarRNjY
(付記)
『♪望郷』をハコが歌い終わったあと、客の拍手がちょっぴり強かったのは知ってる。
人はそこまでクズじゃねえさ。