今朝のひとり言 ―人は自力救済―

 人は自力救済。

 何としても自分を生きる。すがらず頼らず自分の力で。この意欲と実践が大事なのだ。

 人の連帯は、この生き方同士の共鳴のこと。

 絶対他力も、人事を尽くして天命を待つも、天は自ら助くる者を助くもこの意味。

 他力も天も天命も、人の間に介在する真っ当な磁力=共感共鳴や人情の別名だ。

 孤独を怖れず生きた者は豊穣な魂の海に、真の人の連帯の海に出会うことがある。

 一つ言えるのは自意識の、観念上の孤独は駄目ということ。

 その種のものが霧散した、体当たりの生き方の彼方にしか救済は、真の連帯の道は無い。

 これはあくまで喩えだが、考え考え考え尽くした果てに、ばかになる。一個のばかになって自分を生きる。

 これが大事なのだ。