腐った事故調、腐った教育委 ―虚構の解体―

 忙しいので手短に。

 原発事故の処理の悪さが、面従腹背サボタージュの官僚組織・東電組織を見限って自分で動いた菅直人のせいになる。

 これはこの国この社会のいじめ・追い落としの構造と、それに巣食うシロアリ共の行動形態を端的に表している。

 仕組みの無謬性。それに載る上意下達のみの無謬性。

 それ以外の発信や行動は追い落とされる。たとえ仕組みの上位にいる者でも。個人(良心)で動けば。天皇でさえ。

 仕組み命。制度命。これを体現する作為不作為命。ガリレオ的なもの、コペルニクス的なものの永遠の排除。それがこの国この社会の統治構造、精神構造(創造と無縁の空っぽな脳みそ)だ。

 子供の世界(コミューン的感性醸成の場)を排除して成り立つ、学校という縦社会。それはこの種の精神構造の仕込み場所。

 滋賀・大津のいじめ自殺は、自殺を強いた精神構造の側の殺人。この見方は全く正しい。自殺の練習を強要。こんなものがあっても無くても。分かる者なら分かる話だが、地場の子供の世界には、死に追いやるいじめなど無かった。

 この国の縦社会の仕組みとそれにまとわる精神構造は、人を狂わせる。そして狂った者達が「正義」となる。損得打算のエサに釣られて。

 事実を隠した大津の教育委員会。菅をやり玉に挙げた国会事故調。こいつらが本当に護りたいものは、ここまで来れば言わずもがなだ。

 真実や正義ではない。組織的なものに抗う異質・異端の排除。だから死んだ者、殺された者よりも、その種の構造の副作用―というよりも必要悪―のいじめの側を隠す、護る方向に意識・無意識が働くのだ。

 チンピラ学園都市の首長・橋下徹がでたらめをやっても追い落とされないのは、この体質を嗅ぎ分け、「いじめていい者」を探していじめる嗅覚を身に付けているからだ。羊の生徒共をしばく、チンピラ学園の応援団長。

 この国の永年の統治の仕組み、無謬の天皇を戴いて個を殺す縦社会の構造。この腐った蛆虫共の虚構は解体するしか無い。

 腐った仕組みの解体。それは天皇個人(良心または真っ当な生活者)の救出にも当然つながる。それが当たり前の民主社会だ。



 共鳴共感、人は並立、人はそれぞれ、人はだれでも創造主の共和制へ。一人ひとりに根を置くインターナショナリズムへ。