コメント

以下は、グローバリズム陰謀論として捉える見方に疑義を示したサイトへの俺のコメント。


 「グローバリズム陰謀論としてとらえる見方が一定の説得力を持つのは、右であれ左であれドメスティックな視野を出にくい、私を含む日本人の虚をついた視点だからではないかと感じます。おっしゃる通り、混沌とみえるものを解釈するにはいい道具という要素はあり、事実真実では無くても真実を映し出す影程度の意味はあるのかも知れません。
 不思議に思うのは、国内的な出来事(資本や政治の虚偽)を分析批判するには明晰な論理と事実(間違いではなさそうなもの)を以ってするサイトが、グローバリズム陰謀論を批判する時には、「反日」等々の稚拙な言葉や感情を持ち出してくる点です。自分自身どのような位置と理念でアンチグローバリズムを唱えるのかが見えて来ないのも、疑問点の一つです。これは「国民の生活が第一」を唱える政党が、従来の政治のように国民を「お客さん」の延長で見ているのか、主体として見ているのかが分かりにくいのと、よく似ているように思います。
 もう一つの疑問は、これだけの情報と論理を短時日の間に繰り出すことの出来る、暮らしの糧的なものを含めた根拠は何なのかという点です。
 この辺の疑問を腹に収めつつ読むならば、プラスのものをくみ取ることも出来るように思う次第です。」