意識はいまだ封建

 慣例からはみ出た同胞を叩く習性が抜けない限り、その種のバカさに骨の髄から気が付かない限り、権威という濾過装置は永遠に必要悪として存在し続ける。

 民主主義とは異質の者同士の対話。近現代の西欧思想はこれで散々苦労したが、日本社会の知者達はこの種の苦労を、このことが可能になった戦後も放棄したまま惰眠をむさぼり続けて来た。科挙学歴の特権に例外無く乗って。