2008-08-10から1日間の記事一覧

男とは― (初出 10/19/2006 やめちまったサイトより)[クソ食らえインテリ・小市民(知性のウソ)]

昔読んだフランスの童話的小説に、大事なのは愛する者のために時間を割くことだとあった。なるほどと思いつつ、メルヘン趣味だろうとどこか思っていた。 これがリアリティのある話で、実行するには相当の覚悟と闘争心が必要なことは、この頃よく分かる。 た…

一代では… (初出 10/18/2006 やめちまったサイトより)[親と子(家族・家庭)]

娘が旅行に出かけた。 過去への気持ちの整理がついたのだろう。 子が幻想を追うのは、親の欠落のせいだ。この歳にななると、それはよく分かる。それによって子は、ずい分と人生を遠回りする。親はもう見守るしかない。愚かさの上塗りだけはしないようにと、…

穴掘りの思い出 (初出 10/15/2006、やめちまったサイトより)[田舎の歴史を穿ってみたら]

田舎の歴史をほじくり返して、気付いたこと、その一。 中国侵略や太平洋戦争での他国民衆、他国軍人の死者数が、どこを探しても見つからないこと。高校レベルの資料を何点かあたったけど。 これには困った。田舎の団体の通史の場合も、時代の概観程度は書か…

餓鬼草紙  [共和制]

餓鬼草紙。この世この国この娑婆は。 自己保存暴走の女が生み出す。汗かく性根忘れた男が生み出す。 在りものだけに食い付く。食い尽くす。種播くこと忘れた豚。男も女も。 この世は十把一絡げ。バナナの叩き売り。俺なんかにゃどうにもならねえ、火事場泥棒…