俺の田舎の県会議員の某が、「教員の資質向上のためには、一定期間民間企業か自衛隊に送り込むのがいい」と言ったそうな。


 こう言う奴はどこにもいる。九割方は乗っかり人生の親の言、鵜呑みに育った二世、三世のぼんってのが俺の印象経験だ。


 親の財産、不労所得。日がな一日汗かくことなく、上っ面の肩書きの割にゃ、力も人望も無し。この手の奴らの寝言から出やすいってのは、分かりやすいだろ。


 地方政治の盲腸の県会議員センセイ。親がかり、決済権限何もなく夢遊病だけ膨らますセイネン会議所の兄ちゃん方。科挙ガク歴、組織泳いで上昇のサラリーマン重役…。行きたきゃ、あんたら行ったら。


 しゃきっとさせたきゃ、公明正大に採らせろや。バカ教員、長いものにゃ巻かれろの糞役人。結果の方、あたしにだけ先によろしくなんて、コネツテ裏口の本音、ぽろり漏らしちゃうようなことしてねえで。



 昔、田舎の俺の生家近くに県会議員がいた。「あれは戦時中将校で、現場の部下にずい分恨まれてた。だから引き揚げ船の中、将校用の船室から出られなかったらしい」。ある時親父はそう俺に言った。出たら海に放り込まれるからと。昨日までの手下達に。


 こんな奴も仕組みの中じゃ、虚業で食える。食える理由よくご存知だから、極右・保守の党に安住。息子もそのまま虚業で飯。ついでに言や、今じゃ俺の兄なる男も尻尾振る。コネツテ入社・実力ご無用の虚業サラリーマンの果て、父の遺産の虚名に載って。馬鹿と阿呆のからみ合いなんて、笑って済ますにゃちときつい。百年一日、実質何も変わらねえ封建のこのクニ、この社会。


田舎だけの話じゃねえぜ。何度も言うけど。糞の田舎は「中央」の模写。馬鹿東京人共、はっきり言うぜ。乗っかりにすら気付かねえ、金利生活・虚偽傲慢のおめえらは滅びの道さ。


 馬鹿達のことなんざ、どうでもいい。ヒト動かすってのは何なのか。ヒトの心に火点けるってのは、いってえ何なのか。ここに立ち戻るこった。立て万国の労働者。権力者共にだけ感情移入する御用放送の糞ドラマ、口開けて見てねえで。