2007-08-21から1日間の記事一覧

(4)三島と東京人(再録)

キーンとかいう日本文学の研究者だったと思うが、三島由紀夫は「本心が無い」という言い方をしていた。 はっきり言っちまえば、自前の情感が無いということだろう。 三島は、松といえば盆栽の下がり松の形をしたものだけが松と思い込んでる、とも言ってた。 …

(3) 腹の立つ東京人

東京人ほど腹の立つ奴等はいない。 汗を流さず、何かの上に乗っかる。それを当然と思う。 立ち回りの嗅覚だけの者達。 自分を自前の感性で、全的に感じ取ることのない者達。 出来合いの形の上に乗っかって平然と対価を、不労所得を求める者達。 こいつを、こ…

(1) 本性と観念(再録)

本性は自分で探り当てるものだが、観念はお仕着せだ。 こいつは、はっきりしてる。 本性を他人に教えてもらったら、そいつは観念だ。 経験など、何かをヒントに直覚するしかないのが本性だ。 俺が知識は無駄じゃないというのは、こいつと絡む。 理論や知識と…

(2) 暮らしと切り離された思想は虚偽だ

暮らしと切り離された思想は虚偽だ。これははっきりしてる。 できないことを言う。していないことを言う。身近な者をしいたげているのに、人権を言う…。どれも同じだ。 言行一致の完全なヒトはいない。だが「人生と思想は別」で暮らす者達は、害毒を撒き散ら…