思想・哲学・宗教(自分とは)

組織的近代主義とたぶらかしの道義

小沢一郎を批判追及する立花隆(または検察)見て思い出した。大内兵衛っていう講壇社会主義者。 小児病のエキジビション=東大紛争真っ只中の頃、「東大は滅ぼしてはならない」という雑文を『世界』というアタマの雑誌に書いた。 三島由紀夫が当時、「大内…

仰がねえこと、重ねねえこと、感情移入なんかしねえこと ―共和制の魂 その九―

仰がねえこと、重ねねえこと、感情移入なんかしねえこと。 こいつはほんと大事と思ってる。人生振り返って。 ひよこは最初見たもん親と思って、ちょこちょこ信じてくっ付いてくっていうけど、そんな捨て子のひよこ餓鬼の頃飼ったことあるけど、飢鬼の一時期…

共和制の魂 その六  ―あちら側じゃねえ、こちら側の思想―

自民党にゃ哲学無かったと、どっかに書いてあった。無くてよかったさ。 こいつらが作る哲学ときたら、天皇・国体・靖国・修身のたぐいの焼き直しに決まってるからね。焼き直しどころか、またぞろそのもの出したがる僕ちゃん元首相一派もいるべ。 前も言った…

 空虚と充実と人民の海

ニーチェだったか。「空虚じゃだめだ。充実じゃないと」。そう言ってた。 だが人間。言うことと実体ってのは、中々一致しねえ。手の届かねえ彼方のものの直観で、願望で終わっちまうことが大半なのだ。 いらつくニーチェの心が、いらつきゃいらつくほど空虚…

 思想は造形だ

思想は造形だ。 ひとり言ってことさ。 おたくじゃねえぜ、ことわっとくけど。 自立ってことさ。魂のね。 自己表現。こいつが総て。 問答形式とったとしても、こいつが総て。 関わる中で自分感じる。古今東西、誰でもやったことさ。真っ当に汗流す奴がね。

  人民の中へ

人民の中へ。 昔のロシアでもあった。 この国の戦後にもあった。 どれも失敗。思い上がりの啓蒙の旅。または思い下がりのすり寄りの旅。 人民の中へ。 こいつは空しいロマン? そうも言えねえさ。 自分に立ち返れ。この衝動が生む悲喜劇ってことさ。真っ当な…

   「知的」社会の狂気  その一

ある日突然「理不尽に」人殺す者は、「落ちこぼれ」に多い。 以前下関だかでホームに車で突っ込み人はねた男は、九州の国立大出の「落ちこぼれ」。電気街で人刺したのは、中学まで「あなた優秀ね」の「落ちこぼれ」。池袋だかで人刺したのも、私立進学校出の…

 一人ひとりの敵は今もイエ

打倒すべき敵。それは仏作って魂入れずのたぐいの、がらんどう生み出す制度・仕組みだ。 権威・権力を、それとつるんだ既得権者(金持ち)を維持するための制度・仕組み。体よくそれを理由付ける精神・道徳。 明治国家は巧妙かつあらかさまに、この精神・仕…

  田母ちゃん本音を掘り下げな

11月11日13時19分配信 毎日新聞 「政府の歴史認識に反する懸賞論文を公表し更迭された田母神俊雄前航空幕僚長(60)は11日、参院外交防衛委員会の参考人質疑終了後に報道陣の取材に応じ…退職金については「生活が苦しいので、ぜひ使わせてもらう」と返還…

表現って奴。言葉でもイメージでも音符でも、一度身体に取り込まれ、化学反応・核融合起こしてから取り出されるもんが本物だ。それ以外は総て、処理の産物。とりわけ脳の回路しか通過しねえもの。この手のものは、調理マニュアルで出来上がるレトルト、イン…

神の国。裏日本の元首相、体育会出の父っちゃん坊やの話じゃねえさ。アメリカ合衆国の話。 奴らの踏み絵は神。エリツィンが大統領だった頃、アメリカで記者会見だかで聞かれてた。「あなたは神のこと、どう思いますか?」。踏み絵の質問。共産主義、ほんとに…

嫁さん、北方の田舎町に出かけた。息子の子とご対面に。 娘も途中わざわざ落ち合い、一緒に。 母は老いれば息子を頼る。そんなことないよ、と言うが。 娘も先日までなら、行かなかったかも。俺と息子がぷっつんなのを、どっか感じたんだろう。不安なのだ。人…

嫁さんが図書館から、久しぶりに太宰治の朗読テープ借りてきた。 太宰ってのは、聞いてて面白れえ。シリアスな話、空とぼけて言う。聞く方も、空とぼけて聴く。腹抱えて笑う。話し手がシリアスだと白ける。もったい、重厚etc.の嘘にすかしっ屁。 『家庭の幸…

毎度おなじみリフレイン。全部含めて俺だ。 食うため働く俺。にこにこ顔で営業の俺。ユダも俺。夢がどうのも俺。生きてるのは俺。 信じるさ。自分の重心。こいつが頼り。こいつが一灯。 働くぜ。生きるぜ。徹底的に。俺の人生。 (付記) ユダ軽蔑が何でいけ…

東京仕様の者達に特徴的なこと。「それはもう、誰々が言った」「あれももう、これこれがやった」。言って、話にふたしちゃうこと。 「知ってる」ことが全てなんだね。ブランド化したどなた様か言ったこと。やったこと。 こいつは俺の経験じゃ、「知」の偏差…

毎度リフレインの話だけど、人間、こっち側にいねえとね。 自分の側ってことさ。 他人が見る自分。こいつを、ああそう見るもんなんかと眺める。この手のスタンスってか、感覚的なもんだね。こいつは大事さ。 人間醜悪なのは、見られる自分になっちゃうことさ…

芸術も思想も、トータルなもんに根ざさねえとね。 自分という存在の基底まで沈降する。こいつが肝心だ。どんなにしんどくても。元手かかっても。 個性、民族性、階級性等々は、環境・境遇などがもたらす表現形態の差異。根底的なもんじゃねえさ。晩のおかず…

どっかで誰かが見ててくれる。お天道様が見ててくれる。 この手の性根、糞喰らえ。 現世利益と癒着するさ。どこまで行ったって。 結果は必ず報われる? 報われなきゃいけねえ? 糞喰らいやがれ。 コペルニクスの転回だ。 信じるのは自分だ。自分の中の流れだ…

BBCとかが作った、アウシュビッツの話見た。 ここのドキュメンタリーってのは、科学ものもそうだけど、関心の根源、素直にたどるとこがある。ほんわか装う共同幻想、叙情等々でちょろまかさねえで。サラリーマンの限界って個所も、思考停止で避けたりしね…

ニッポン思想に欠けてるのは、民衆の魂だ。 てめえの言葉で喋れってことだよ。イタコばっかやってねえで。

日本思想、東洋思想に欠けてるもん。それは上っ面の言葉や観念じゃねえ、情念肉体備えた言葉だ。思いだ。 農耕文化ってばそれまでだが、彼方に天子・皇帝仰ぐ農民の政治的ニヒリズムって奴は、ロシア革命でも中国革命でも変わらなかった。民衆革命の素地宿し…

娑婆へ出てから気持ちに沁み込む本ってのは、いい。 岩波文庫で出てた『西郷南洲遺訓』なんてのは、俺にとっちゃそうだ。 戊辰戦争の時恩義感じた敵軍・幕府側の元庄内藩士が、記憶・聞き書きとかでまとめた本。 持ち上げ過ぎもあるんかも知んねえが、西郷の…

この世は物欲の餓鬼草紙。こいつの一大原因は、自己保存に徹して執着の女のせい。 六十年近けえ人生じゃ、例外の女一人もいねえ。この頃じゃ、知性(口先)の化けの皮一般化なので、本性一見見えにくいってだけ。嗅いでみりゃ分かるよ。 女の執着・自己保存…

表現に徹しろや。 説明に陥ったら、終わりだ。 自分の人生、自己表現。ここまでだったら意味もある。一文の得にならねえ、こんなことも。 説明になったらやめろや。徒労、無駄、踏んだり蹴ったり。有害無益。見栄体裁。 造形めざした自分思え。 分かってもら…

てめえ生き残るためだけにガキ抱え込む、腐れ女許すな。 腐れ女の本能の暴走許す、許すだけじゃねえ、へらへら笑って乗っかる金玉梨男許すな。 俺は男だ。女のこたあ知らねえ。はっきりと、本能と経験由来の確信で言うぜ。男は男に立ち返れ。金玉梨男の去勢…

想像力ってのは大事だ。 自由に夢膨らませる。ガキんちょのように。 ♪少年の心のまま 大人になった人。 村下孝蔵そう歌った姉ちゃんがいた。姉ちゃんも、今どき素直ないも姉ちゃん。四十半ば過ぎらしいけど。 人感じる力ってのは大事だ。自分が、どんな所に…

吉本隆明は……「内心の言葉を主体とし、自己が自己と問答する」営為…を強調する。 先日ある新聞の文化欄に載ってた記事だ。吉本もこの辺だけは昔と変わらねえなと思う。引用が間違ってなけりゃ。色々引き出してあった他の部分はまるで共鳴しなかったけど。 こ…

見栄体裁、上昇志向。こいつが何でいけねえか。 自分じゃなくなるからだ。体感が壊れるからだ。 人間はヒトと関わるから人間だ。言葉がいい例だ。関わりが無きゃ、言葉なんざ要らねえ。 だからクセ者なのだ。言葉は。ヒトってもんが嫌でも前提になる。 思想…

ヒトの根本は家族だってのは、真っ当な宗教が必ず根っこに持ってるもんだ。 真っ当な宗教? あるさ。影絵見せといて、それとなく実体(自分)感じさせてくれる宗教。ヒトの心の弱さ呑み込んで、極力付け込まねえ配慮ある宗教。 仏教にもよさはある。キリスト…

俺はずい分しんどい思いもした。結婚って奴で。 「首に漬物石ぶら下げて歩くようなもんだ」と言ってた奴が昔いたけど、まるでその通りだった。 それは女の今への、暮らしへの執着のせい。子供のため、子育てのための天賦。早ええ話、本能。 この歳になりゃは…