2013-01-28から1日間の記事一覧

糞だった不平士族の民権運動

明治初期の新聞。この歴史をリアルに掘り起こせば見えるだろう。「大物」政治家の周りで小銭をもらい、ゴロを巻いていた書生崩れの新聞記者共の姿が。 いともた易く国権に転向し、勝ってもいない日露戦の「勝利」を宣伝しあおり、都市の愚民をたきつけ、侵略…

民権の二つの流れと職人労働

前にも言ったが、明治初期の自由民権には不平士族の系統と、今でいう村起こし・地域起こしの系統の2つの流れがあったというのが、俺の田舎の資料をほじくって得た実感。 一人の人間にも、この二つの流れが思いとして交錯することがある。俺なんかもそうだっ…

民衆に根ざした新たな「箱もの」を

ニッポン人は、入れ物を作れば自分をそれに合わせる――と伝統的統治者は思ってるべ。 人の(命令の)せいにしながら実(物質的価値)を取る。実にいい仕組みなのだ。魂を相手に預けて(売り渡して)おくことで。国体から家に至るまで。 受け身でいれば、受け…

「最大公約数」はつまらない その2

周りはどうあれ、摂理に対して正直・素直じゃないとものは作れない。これが職人気質の本質だ。好きで好きでたまらなくて打ち込んだ世界でも、同種のものが生じることがある。最大公約数的なものじゃ、これはつかめない。 百姓にも町工場にも、この種の人は必…

「最大公約数」はつまらない

二十年近く前、坂崎幸之助が趣味にまかせて選曲構成した(んだろう)衛星国営放送のフォーク番組は面白かった。懐メロフォークブームに火が付いたのは、これが始めだったように思う。 その後皆様の国営放送は、「視聴者の声を取り入れた」フォーク歌番組を作…