自己愛の果て

(初出 8/15/2006)

 selfish misery は政治屋のおはこ



思い込みを信念に見せかけ



十把一からげで連れて行く



あり得なかった古里へ



干からびた死人達の野へ



 



たいてい家庭の欠落が



自己反省免責の 上げ底親父持ち上げるイエの仕組みが




坊ちゃん面の化け物を育て上げる



 



百余年前の打算と



観念を真心と強弁する神官達の



魂人質に取るやり口に



民草が黙るのをいいことに



また馬鹿を繰り返すのか



 



狩り出された少年達が



本能で 直観で



お前ら雪の穴に投げ込んだ



まだ 六十一年前だぜ



 



寂しがりと 根性無しをごまかして



無理心中仕掛ける



不出来な七光りのなれの果て



行きたきゃ 一人で行きなよ