2007-09-01から1日間の記事一覧

 観念は傷付け合う

観念は傷付け合う。 娑婆の垢と根深くつるむからだ。 感性を、トータルなものを回復するしかない。 自分の持続的な否定の上に。

子孝行ノススメ (初出 11/26/2006)

本当に大事なのは、子孝行だ。 親は子のためには、自分を無にできる。子の心を、生き方を膨らますために。 子に見返りを求めるのは愚だ。子のやさしさをもてあそぶのは愚劣だ。 わが身を無にして子を見護る。そうすれば子は、子にまたそうするだろう。それが…

「だから俺の言うことを聞け」

(初出 11/23/2006) 07:35:55 どんな教義にも、人の真理は含まれる。 人々はたいてい、そこに信を置いて入信する。 それはたいてい、見せ球に過ぎない。 後に続くのは「だから俺の言うことを聞け」。 「教育勅語」はいい例。 真っ当な親なら、この種のせり…

野に在れ ―共和制の根―(初出 1/28/2007)

野に在れ。 訳は明白だ。 共和制の根もここだ。

説教好きと不良(初出 1/28/2007)

「変人のコイズミさんに招かれて、変人の私が…」 そう言って「中央」のなんやら会議に、嬉々として加わった者がいる。 プチブル仲間を放棄して田舎に戻った俺に、ぞんざいな口を利くようになったクリスチャンばあさんの親戚。 「クリスチャン=信念のヒト」…

虚構の全体か、実体の全体か (初出 1/27/2007)

権力は空白を侵す。単純に、力と力の関係だ。 人が衰弱し、人の総和の社会が衰弱すれば、資本家共の欲望と結んだ統治者の野望は、生じた空洞に侵入する。 全体性を、無欠の全人を装い。 「部分でしかなくなったお前らの代わりに、範を俺達が示してやるよ」。…

全体なるものの回復 ―家庭と共和制の根拠―

(初出 1/27/2007) 奴隷は部分に、上っ面に引きずられる。 「ご主人様」が明らかな時代、敵は明らかだった。 今は? 資本家共の勝手な論理。欲望という一端のみの本性の露出。 明らかだが、明らかにならない。 「納得」するからだ。馬鹿達が頭で。 頭という…

コクミンはプチブルに、そしてまたコクミンに (初出 1/26/2007)

上っ面に合わせ、ころころ。 プチブル達の得意技。 かつてはコッカに翼賛し、その後は自由を空気のように吸い込み、 何が自分か思うこともなく競争し、 でき合いばかり買い漁った。 解体されることのなかった階級意識、特権意識に自分を重ね合わせ、 腐った…

この矛盾、この阿呆臭さ

(初出 1/20/2007) 俺が困難な時、手を差し伸べてくれたのは保守の側、あるいは保守の側と目される者だった。若い頃からそんなもんだ。 人との関係で思想を選ぶなら、金輪際民主だの革新だの、口にしないだろう。 この矛盾と阿呆臭さ。 ここにはアタマとカ…