2010-01-01から1年間の記事一覧

トータルな世界

トータルな世界を我に。 はっきりしてること。飯食う中でつかまきゃ。 体当たりってこと。うだうだ思わず。 虚心の本質はこれ。 そこに転がってる。自前の、自分にとってのトータル。 本質だの正論だの、腐れ布団に寝転んで思ったって駄目さ。実生活は棚に上…

怠け者になったら終い

人間、怠け者になったらお終いだ。 愛情も何もかも、全部が全部口先だけに。当たり前の話だ。 必死こいて働くべえ。自分のために。

金利生活者の街

ピンはねの街、金利生活者の街。 「上昇した社会」、東京のことさ。 田舎もんはたいがい気が付く。気が付いて口にゃ出さねえ。東京・首都圏から天下って来る者達のこの手の体臭、体質。 言ったとたん、全否定になるからだ。存在根拠の。 金利が悪りいとは言…

山崎ハコ

http://www.youtube.com/watch?v=1dRbZp_5NqU 素直な歌と思っている。若さの気負いはあっても。

もっと深く絶望せよ

もっと深く絶望せよ。 これを吉本隆明が言ったのは1959年。 絶望が浅かったから吉本は上昇したと俺は思っている。 吉本は、自分の本が古典(いつまでも読み継がれるもの)になるのを望んでいた。なると思ってたんじゃねえかな。 どうやらそうはならねえなと…

解釈の道学と人民

「あれはこれこれの事、これはそれそれの事。こういって物事を解釈するのが学問なら、意味のないことだ。」 こう言ったのは西郷南洲だ。 出来合いの構図に物事を当てはめるだけ、ということ。 西郷の言葉の元は、陽明学だった。 陽明学が主体性の学と言われ…

再掲 がらんどうファシズム(二) 

(初出 12/03/2006 やめちまったサイトより) この国の人々の大半は、「奉仕」は無償と思っている。 だから誰も、ボランティアスピリットは支えない。 カスミ食って生きる者などいないのだが。 なので組織人や持てる者、二世三世以外のボランティアは、援助…

再掲 がらんどうファシズム   (初出 12/03/2006。やめちまったサイトより)

「いえいえ、金のためではありません」 「ほらほら、やっぱり金なのね」 愚か者同士の愚かなやり取り。 この国の人々の大半は、暮らしの金と欲望の金の見分けがつかない。この区分けが、何をするにも一番大事なのに。 生身のヒトに聖人はいない。だから誰も…

虚構と無

「…ホーキング博士らは、宇宙は「無」から自発的に生まれると考えてきた。新刊では、量子力学に重力理論を組み合わせた研究成果から、「出来すぎ」に見えるものは「創造主なしで説明は可能」で、宇宙誕生の大爆発ビッグバンも「神に点火してもらう必要はない…

大衆なるものと自分 (第四版)

大衆からの孤立を感じた時、人は転向する。 戦前の転向左翼の心理をこう言ったのは、吉本隆明だった。慧眼。土着派吉本。 根無し草、地べたを持たない知識がずっこけるのは当然だからだ。 その吉本が1980年代、「いともたやすく転向した」と誰かが書いた。同…

最善の思想

深く心を耕すもの。 鋤鍬となるもの。 それが最善の思想だ。 それは指示はしねえ。 想起さすだけ。そのもの自体を。 海より深い沈黙。魂の根を。 たとえるならば、親の背中と人が言うもの。反省込めて。 (付記) 1945〜60年代、吉本隆明が言った生活者。そ…

沈黙・付記

沈黙。じっくりと自分を感じ、人を感じ、事象を感じる。 こいつが大事なのだ。 黙って感じる。本当の智恵はそっから湧くさ。情も湧くさ。絆も生まれるさ。 沈黙に耐えられねえ者、沈黙を言葉で埋めようとする者は、信用しねえ方がいい。悪人とは限らねえが、…

小沢一郎と自前の沈黙

小沢一郎のような男とは、その時その時で関わるのがいいんだべ。 社会正義の一般論で批判するのもアホだが、べったりと期待したり感情移入する輩もアホだ。 沈黙にゃ、自前の沈黙で関わらなきゃね。 以前、吉本隆明が小沢を持ち上げたというが、まるで見当は…

沈黙と人の共和

人に大事なのは沈黙。宇宙の深淵だ。 こいつが人の実在の根拠だ。 未知なるものを含めて自分。当たり前だ。科学なるものが存在する以前から生物は生物として、人は人として存在してきた。 知者を気取る者達は、沈黙の海に浮かぶ小島だ。見えたものだけで判決…

「仕方なかった」の構造

「当時は植民地主義の時代で仕方無かった。朝鮮などを悪意で植民地にしたわけではない」。 何んかの討論番組で、こう言った「一般参加者」がいたとか。 この手の優等生はどの時代も、どこにもいる。 なぜ優等生かって? 国家という名の仕組まれた娑婆の組織…

父親

俺にゃ父親はいなかった。 いたのは、娑婆との癒着を省みねえ人物だった。どこもそんなもんだろう。 死ぬ少し前にゃ、嫁さん子供と時折やって来る不肖の三男をちっとは分かったらしかった。家を継いだのはええとこ取り、つまみ食い人生、親に輪ぁかけた愚物…

アンチテーゼなんかで終わっちゃいけねえ

神棚に載ってる言葉や思想を有難がるのは、いわゆるアカデミズムも新旧左翼も右翼もリベラル面もみんな一緒だった。この手の精神構造、脳みその構造は、神棚の主が天皇だろうがマルクス、レーニンだろうが、西欧近代思想だろうがまるで変わらなかった。 この…

黒いバスの住人達

山崎ハコ。 http://www.youtube.com/watch?v=jRDfmkCINl0 以前国営放送の番組で、自分の隣りでにこにこ笑う老人を指して、「この人は当時ポルポトに村民を売り渡して殺した村の責任者です」と日本語(英語だったかも)で説明する通訳の青年を見た。今も知ら…

ファシズム

ファシズムってえと狂熱のイメージを連想しやすいが、この手の時代の社会一般の状況は多分逆だべ。 十年ほど前、ある旧制中学の教務日誌を、大正年代から敗戦直前まで読んだことがある。 感じたのは、いわゆる満州事変から二・二六事件前後の頃までの記述の…

島が好き? 海が好き?

感性を海に例えりゃ、言葉や観念、知のたぐいは大海に浮かぶ島だ。 この関係は絶対だ。こいつを逆立させちゃ一日だって、いや、10分だって暮らせないもんね。真っ当な人間様は。 この世にゃ、島が海に君臨してると思い込んでる馬鹿はごまんといる。虚構があ…

人の意識の多層性

もっともらしい題名付けたけど、早い話が人の気持ちは色んな思いで成り立つってこと。 その昔三島由紀夫は死ぬ少し前、餓鬼の頃に刷り込まれた意識(本人的にゃ感性と言ったんかな)は変えられないと言ってた。 へえ、そんなもんかと当時思った記憶がある。 …

小さな堅い果実

先日の山崎ハコの歌。 http://www.youtube.com/watch?v=JbZkMpXktBo 「小さな堅い果実」にゃ、今も共鳴する。 意地でも反発でも反抗でもねえ。魂の問題。こいつの在り方の問題。 魂という名の心の球体の維持。核無くしちゃ駄目ってこと。荒海ん中さまよって…

朝っぱらのひとり言

今年の死ぬほどの暑さで思い出した。餓鬼の頃。 休みん時ゃ毎朝、毎昼、毎夕、裏山の沢を登った。チョウチョ採り。小一から中学まで。時間で種類が違うのだ。採れるチョウの。 朝露の匂い、真昼は夏草の匂い、夕暮れ時の樹々のざわめき。近所にゃ同じ趣味の…

真夏の午後の馬鹿話

『♪聖母たちのララバイ』って歌が昔あった。 1982年だってね。サラリーマン辞めて2年後。 この歌聴いてどうにも思い出しちまうのは、その昔のサラリーマンのお仲間。居る時きゃ居る時でいいよなお前は、仕事が楽で。辞めたら辞めたで、いいよなお前は、辞め…

感性を裏切っちゃいけねえ

http://www.youtube.com/watch?v=JbZkMpXktBo 山崎ハコのこの曲は、流行って点から見りゃ十年後れてる。どう見ても1970年から73〜4年のもんだ。 そんなこたぁどうでもいい話。流行歌手じゃなけりゃね。 真似と言われようが古いと笑われようが、まずは表現し…

言葉はうんこ

言葉なんざうんこだ。排泄物だ。 人生、体当たりが総て。実感体感で次へ。それだけ。 言葉なんざ他人だ。結果に勝手に食い付いてくる他人。 そんなとこにあるわきゃねえさ。てめえの実体。 腹据えて生きるってのはこのことさ。

勝手な批評 Ⅱ

山崎ハコに『♪夕陽のふるさと』って歌がある。 この手の曲は、どうにも俺は好きにゃなれねえ。こけおどかしって感じがする。重たさって奴にゃ、もったいetc.の臭いがする。 それでも時折聴くのは、若さの一途がそこにゃあるからだろう(と俺が勝手に思うから…

家庭を描いた小津と描けなかった黒澤

比較は総てくだらねえ。こいつを承知で言う。 俺は昔、黒澤映画が好きだった。ある時それは、百八十度逆転した。小津安二郎と。 理由はその時ゃ曖昧だった。今は明白。家庭を描けなかった黒澤と、描いた小津。悲しみや空しさ含めて。 黒澤映画は一口で言や、…

水と油の協働

水と油の協働。 男と女のことさ。 男と女は水と油。こいつは俺の六十年の人生の実感だ。根本で食い違う。生き抜く本能が違うのだ。 男ってのは一か八かに、体当たりの人生に賭ける。女ってのは日々の確かな糧を生きる。こいつはどうにも間違いねえ。 俺は嫁…

勝手な批評

「事務所に永年うまいこと使われてた気がするけど、あちこち見たりしないで歌い続けたのは良かったのかもしれない」 こんな意味のことを山崎ハコは、どこかで言ってた。 気丈に生きてるようでも、閉鎖的な男の利権社会にうまいこと使われる九州女の性みたい…