共和制

東京仕様の者達に特徴的なこと。「それはもう、誰々が言った」「あれももう、これこれがやった」。言って、話にふたしちゃうこと。 「知ってる」ことが全てなんだね。ブランド化したどなた様か言ったこと。やったこと。 こいつは俺の経験じゃ、「知」の偏差…

毎度リフレインの話だけど、人間、こっち側にいねえとね。 自分の側ってことさ。 他人が見る自分。こいつを、ああそう見るもんなんかと眺める。この手のスタンスってか、感覚的なもんだね。こいつは大事さ。 人間醜悪なのは、見られる自分になっちゃうことさ…

この国の者達の大半は、今も「御聖断」求めてるんじゃねえかな。 「自然」に変わると思ってんじゃねえかのな。世の中。 「お上」に感情移入。自分どっかに置き忘れて。虫けらのように殺されたの忘れて。親が。祖父母が。知人が。アジアの人民が。 同類や仲間…

芸術も思想も、トータルなもんに根ざさねえとね。 自分という存在の基底まで沈降する。こいつが肝心だ。どんなにしんどくても。元手かかっても。 個性、民族性、階級性等々は、環境・境遇などがもたらす表現形態の差異。根底的なもんじゃねえさ。晩のおかず…

どっかで誰かが見ててくれる。お天道様が見ててくれる。 この手の性根、糞喰らえ。 現世利益と癒着するさ。どこまで行ったって。 結果は必ず報われる? 報われなきゃいけねえ? 糞喰らいやがれ。 コペルニクスの転回だ。 信じるのは自分だ。自分の中の流れだ…

何年か前、北海道東端で働いてた娘を、嫁さんと訪ねた。 ここ三十年近くの間、最初で最後。仕事放っぽらかし。俺にしちゃ長げえ一週間の休みだった。 娘は、車であちこち案内した。営業したことはあるが、客になったことは皆無のペンションとやらにも泊った…

BBCとかが作った、アウシュビッツの話見た。 ここのドキュメンタリーってのは、科学ものもそうだけど、関心の根源、素直にたどるとこがある。ほんわか装う共同幻想、叙情等々でちょろまかさねえで。サラリーマンの限界って個所も、思考停止で避けたりしね…

ニッポン思想に欠けてるのは、民衆の魂だ。 てめえの言葉で喋れってことだよ。イタコばっかやってねえで。

日本思想、東洋思想に欠けてるもん。それは上っ面の言葉や観念じゃねえ、情念肉体備えた言葉だ。思いだ。 農耕文化ってばそれまでだが、彼方に天子・皇帝仰ぐ農民の政治的ニヒリズムって奴は、ロシア革命でも中国革命でも変わらなかった。民衆革命の素地宿し…

娑婆へ出てから気持ちに沁み込む本ってのは、いい。 岩波文庫で出てた『西郷南洲遺訓』なんてのは、俺にとっちゃそうだ。 戊辰戦争の時恩義感じた敵軍・幕府側の元庄内藩士が、記憶・聞き書きとかでまとめた本。 持ち上げ過ぎもあるんかも知んねえが、西郷の…

日本のプロ野球。ほんと久しぶりに見た。五輪で。五輪もまるで久しぶり。 見なくなって十何年。たまにニュースで耳にするぐれえだから、選手の名前大半は知らねえ。見てあらためで分かった。見なくなっちまった訳。 俺はガキの頃、西鉄ライオンズのファンだ…

草野球だが、二十代前半の頃、ストレートだけは速かった。ストレートだけだけどね。投げれたのは。 関西に行った年だったか。茨木っていう、薄汚ねえだけの町の市役所脇に、グラウンドがあった。たまたま、平安高で捕手だったてのと出くわしてキャッチボール…

この世は物欲の餓鬼草紙。こいつの一大原因は、自己保存に徹して執着の女のせい。 六十年近けえ人生じゃ、例外の女一人もいねえ。この頃じゃ、知性(口先)の化けの皮一般化なので、本性一見見えにくいってだけ。嗅いでみりゃ分かるよ。 女の執着・自己保存…

上げ底社会は、組織社会。サラリーマン社会、言うに及ばず。一見庶民社会でも、行政・国家の旗振りで右に左に揺れ動く隣組社会然り。個体次元で言えば、感性・思考回路まで組織化しちまってるってこと。 感じることの大事さは、毎度俺のリフレイン。体で感じ…

表現に徹しろや。 説明に陥ったら、終わりだ。 自分の人生、自己表現。ここまでだったら意味もある。一文の得にならねえ、こんなことも。 説明になったらやめろや。徒労、無駄、踏んだり蹴ったり。有害無益。見栄体裁。 造形めざした自分思え。 分かってもら…

メジャーリーグの容赦ない(?)首切り、トレードを見て、「寂しい」などというニッポンの野球人は結構いる。 厳しいトレーニング乗り越えてきた人々の言だから、言うことに意味がある? ココロが分かる? 人情味がある? 娑婆で、日雇い労働で見てると、メ…

てめえ生き残るためだけにガキ抱え込む、腐れ女許すな。 腐れ女の本能の暴走許す、許すだけじゃねえ、へらへら笑って乗っかる金玉梨男許すな。 俺は男だ。女のこたあ知らねえ。はっきりと、本能と経験由来の確信で言うぜ。男は男に立ち返れ。金玉梨男の去勢…

俺のような田舎もんが、かつて必ず出くわした関門。(今だってそうなんだけどね、ほんとは。)それが知なるもんの構造だ。 この国じゃ知は古代の昔から、田んぼの真ん中に突然おっ建って、でけえ面して行き先命令する赤信号機みてえなもんだった。 民草は、…

俺の田舎の県会議員の某が、「教員の資質向上のためには、一定期間民間企業か自衛隊に送り込むのがいい」と言ったそうな。 こう言う奴はどこにもいる。九割方は乗っかり人生の親の言、鵜呑みに育った二世、三世のぼんってのが俺の印象経験だ。 親の財産、不…

前に言った気もするが、一発勝負で決めるってのは人生の基本だ。 オリンピックもそう。入試もそう。普段はゴールド、百点でも、何んかの拍子に落っこちりゃ、はい四年、はい一年浪人でいいのだ。 情実の仕組みなんか要らねえ。人情は大事さ。でも仕組み(故…

こまねずみみたいに家のことする嫁さん見ると、こういうもん書くのがやっぱり気がひける。てよりも悪だ。 いつ仕事無くなるか知れねえのに、脳天気に書いてるヒマなんざあるわきゃねえのだ。早朝の貴重な時間に。 失業した時ゃ必死で覚えた。パソコンを。親…

想像力ってのは大事だ。 自由に夢膨らませる。ガキんちょのように。 ♪少年の心のまま 大人になった人。 村下孝蔵そう歌った姉ちゃんがいた。姉ちゃんも、今どき素直ないも姉ちゃん。四十半ば過ぎらしいけど。 人感じる力ってのは大事だ。自分が、どんな所に…

吉本隆明は……「内心の言葉を主体とし、自己が自己と問答する」営為…を強調する。 先日ある新聞の文化欄に載ってた記事だ。吉本もこの辺だけは昔と変わらねえなと思う。引用が間違ってなけりゃ。色々引き出してあった他の部分はまるで共鳴しなかったけど。 こ…

男は稼ぎのダイナモ。女は命のダイナモ。 二つ合わさり家族は成る。 女は強さを選ぶ。命生むため、育てるため。 善悪の彼岸。こいつは。 強くなるしかねえさ。男は。ただし暮らしの生命力。上昇志向じゃ絶対にねえ。 この違い、馬鹿な女にゃ死んでも分からね…

ガキの頃俺は、反省会ってやつがでえ嫌れえだった。 「○○ちゃんが××していました」 その日の終わりにやったあれだ。ほんと、しょっちゅうやられたね。生まじめな正義のガキ達。 このクニは、反省会コッカじゃねえのかい? いいつける奴がいて、すみませんで…

おめえに子供が出来たんだって? 生まれるのはまだ先だけど。 大事に育てろや。子供ってのは、ふにゅふにゅふわふわの風船みてえなもんだ。 あったかさ吹き込めば、無方向の愛情吹き込めば、どんどん膨れる。 俺は、おめえにゃ愛情吹き込めた。俺なりにだが…

見栄体裁、上昇志向。こいつが何でいけねえか。 自分じゃなくなるからだ。体感が壊れるからだ。 人間はヒトと関わるから人間だ。言葉がいい例だ。関わりが無きゃ、言葉なんざ要らねえ。 だからクセ者なのだ。言葉は。ヒトってもんが嫌でも前提になる。 思想…

ヒトの根本は家族だってのは、真っ当な宗教が必ず根っこに持ってるもんだ。 真っ当な宗教? あるさ。影絵見せといて、それとなく実体(自分)感じさせてくれる宗教。ヒトの心の弱さ呑み込んで、極力付け込まねえ配慮ある宗教。 仏教にもよさはある。キリスト…

俺はずい分しんどい思いもした。結婚って奴で。 「首に漬物石ぶら下げて歩くようなもんだ」と言ってた奴が昔いたけど、まるでその通りだった。 それは女の今への、暮らしへの執着のせい。子供のため、子育てのための天賦。早ええ話、本能。 この歳になりゃは…

「俺達は三流大学出だから、エリートじゃない」という理屈はよく耳にする。 田舎に住みゃ、「下層」の仕事してりゃ、「二流、三流」しか出くわさねえから、この手の言い訳・正当化のたぐいにゃ、よく出くわす。 主観的にも客観的にも、こいつがとんだ嘘っぱ…